『魔女と金魚』
中島桃果子
(2010.06.10/幻冬舎)
自分を持て余しながら
不器用に生きている、
すべての女子へ。
無色透明のビー玉の囁きを通して、街中の音を拾い、
占いをして暮らしている魔女・繭子。
浮気調査、失せもの探し、そして自分のままならない恋…。
『蝶番』で第4回新潮エンターテインメント大賞を
受賞した期待の新鋭、待望の書き下ろし。
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(03/8~10)
すごくさわやかな作品。
ファンタジーなんだけど、すごくステキな言葉で綴られてる
(本当は、ファンタジーものは苦手なんだけどね)
この作品は大好き
繭子の日常と繭子に関わる人々の人間性
心の闇や人を愛することの難しさ
すごくたくさんの想いが込められてる。
私も昔、「魔女の宅急便」を見て
ほうきで空を飛びたいって思ってたことがあるから
(すごく恥ずかしいんだけど)
想子(魔女見習い)の一途な思いが可愛いなぁって思う。
本当に、この本に出会えてよかったって思える
本当にすごくステキなの
恩着せがましいポジティヴさは全然ないし
言葉の裏側っていうのかな、そういうのを
感じとることの難しさを教えてくれる