『あやし』
宮部みゆき
(2007.11/角川書店)
宮部みゆきワールド全開!
江戸ふしぎ噺。
美しいお千代を妬み、神社の梅の木に大凶のおみくじを
結びつけながら、その凶運を願うおえん。
実際にお千代が不幸な死に方をして・・・。(「梅の雨降る」)
お義母さまにとりついていた鬼は、穢れの化身だった。
近づく者は、自分の邪な心をその鬼に見る。
ところが、わたしには見えなかった・・・。(「安達家の鬼」)
ほかに、「居眠り心中」「影牢」「布団部屋」「女の首」
「時雨鬼」「灰神楽」「蜆塚」の計9編。
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(12/16~19)
お気に入りは、「布団部屋」「安達家の鬼」。
「時雨鬼」は最後が気になって続きが読みたくなりました。
「灰神楽」は怖すぎ!!
さっき読み終えたばかり。夜に読んじゃいけない。
「女の首」も同様に。
今回、初めて宮部みゆきさんの作品を読ませて頂きました。
文章がすごくキレイで読みやすかったです。
本当は、他にも「模倣犯」とか「ブレイブ・ストーリー」なども
気になっていたのだけど・・・。
ホラー欲に負けてしまいました(笑)
機会があれば読みたいと思います。