『リリイの籠』
豊島ミホ
(2007.12.14/光文社)
女の子同士って
むずかしいけれどやっぱり特別
繊細な感情のキラメキを描きとった連作短編集。
絵のモデルを頼んだ加菜に、憧れにも近い感情で
惹きつけられていく美術部員の春-
生意気な女子生徒-由貴に、こっそり大切な思いを
打ち明けてしまったえみ先生-
容姿の劣る親友・実枝に彼氏ができ、穏やかで
いられなくなる里加-
女子高を舞台にキラめく感情の交差を描き出した、
書き下ろし1編を含む全7編。
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(11/05~10)
お気に入りは、「銀杏泥棒は金色」、
「ながれるひめ」、「やさしい人」。
私は、共学だったから女子高とかすごく憧れてたんだけど
実際は、やっぱりちょっと陰湿みたい。
でも「銀杏泥棒は金色」はすごく好きなお話で
イメージ的にはキラキラしていてさわやかな感じ。
春の書いた絵が見てみたい