『Little DJ ~小さな恋の物語~』
鬼塚 忠
(2007.03/ポプラ社)
「好きです。好きでした。
これからもずっと好きです。」
尽きせぬ想いが、ラジオから聴こえる-
海辺の病院で紡がれる、小さなディスクジョッキーの
初恋ものがたり。
大切な想いほど、伝えることができない
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≪本書あらすじ≫
海を臨む病院に入院して、ディスクジョッキーになった
チビでヨワムシな少年。
毎日届くリクエスト、病室に響く懐かしいメロディ、
個性的な医師や入院患者たちとのゲストトーク・・・・・・
少年のお昼の放送は、病院全体を明るくあたたかな空気で
満たしていった。
そんな日々も束の間、やがて病状が悪化し、
お昼の放送ができなくなってしまう。
そして少年は11歳の誕生日に、ある決意をして、
街に飛び出した。
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(11/02~04)
原作、本当に素晴らしいです。
初めから最後まで泣けます。涙があふれて止まりませんでした。
映画を見ていないので宣伝予告を見たときは、
少年の好きな子が亡くなってしまうのかなぁ・・・と
勘違いしてました。
太郎が白血病だと診断された時の両親の悲痛な気持ちが
すごく伝わってきて一緒になって泣いてしまいました。
言葉の大切さや患者さんたちの想い、
太郎が伝えたかった本当の気持ち。
とてもピュアで真っ直ぐな恋心がステキです
好きな人に好きだと言うのは、すごく勇気がいることだけど
すごく幸福なことだと思いました