『鬱』 『鬱』 花村萬月 (2000.06/双葉社) いちばんの快感は、 他人の意思、 あるいは意志をねじ曲げることである。 無数の本が書かれたことの底辺にある、 ある後ろ暗い、ほとんど無意識の欲求の本質は、 文字という柔らかな抽象を用いた洗脳である。 安穏とした日常を打ち壊すべく放たれた、 新生・花村文学の超衝撃作。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ (03/03~10)