『悪戯王子と猫の物語』

森 博嗣&ささきすばる

(2002年・講談社)


そろそろ最後の恋がしたい


  美しくミステリアスな珠玉の20篇


僕は、ずいぶんまえに、僕を被った。それから僕は僕になった。

鏡をじっと見つめていると、僕のまえの姿が、

目の穴の中に残っていることに気づく。


あなたを被っているあなた、何だと思いますか?(本文より)