『きみの歌が聞きたい』

野中 柊

(2006年・角川書店)


ハルカカナタ

 孤独な魂が響き合うとき、

美しい調べが生まれる。


 別れは再会のためにある。


私たちが互いを突き放すのは、

ふたたび、互いの存在を

抱きしめるため。


繰り返し、その喜びを味わうため。

喜びを、痛みと共に。


 奪うためではなく、与えるための、

優しさに満ちたートライアングル恋愛小説。


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(03/04~05)