部署異動になったオジサン | Very good time

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新人オジサンは先日から部署を異動になりました。

理由は「オジサンからの申し出で」だった。

異動した先の仕事は決まったサイズの段ボールへ必要数の商品を入れていく事!

入れる数が書いてある用紙を確認しながら作業していく。

商品はいくつかあるので、Aの商品を○個、Bの商品を△個………と入れて、確認する人に箱ごと渡していくだけ。

流れ作業のような形だけど、入れる商品や数を間違えないようにやる、それだけニヤリ

オジサン1日で知った、元の部署の仕事がどれだけ楽だったのかと、やっていた仕事が少なかった事を思い知ったようで………

移った翌日………

ショボーン「私…実は以前病気して……」

部署の上司「それで?」

ショボーン「事務なら座って出来るし、大変じゃないし」

部署の上司「仕事覚えないと言っていたのは貴方だと聞いてますが?」

ショボーン「もっと楽な仕事だと……」

部署の上司「楽な仕事なんてありませんよ。事務がちゃんと私達の仕事に必要な書類を作ったり、確認作業をしたりしなければ私達は何も出来ないんですから、それだけ責任もある仕事です。簡単に考えないで欲しいです。」

ショボーン「……○○(私)さん達に聞いてくれませんか?戻ってもいいか…」

部署の上司「聞くのは構いませんが、以前のような態度はしないように出来ますか?仕事もきちんと覚えなければいけないんですよ!」

ショボーン「………はい、はい」

その翌日に部署の上司から話をされた私と同僚くん。

すみませんが……と、戻るのは断りました。

オジサンは楽な仕事と思っているのと、やってくれるなら任せたい仕事はたくさんあるけれど、一度に覚えるのは無理だから一つ一つ教えていってた事を「楽な仕事」と認識してる事が私達はカチンときてたので、やんわりとだが戻る事を断った。

その話をすぐオジサンは聞いたからか、休憩時間に事務所に来てボソボソと話し出した。

「事務が楽だと言った事は謝ります。病気の事を言わなかった事も……覚える努力をしないで皆さんを馬鹿にしてた事も……(馬鹿にしてたんかい!ムキー)ちゃんとやりますから戻らせて下さい!ショボーン

事務の上司が……

「○○(私)さんや(同僚)くんが教えてくれる事が嫌だと言って異動したいと貴方から話があったので、貴方にも移る先の仕事内容を良く話をして、考える時間もあげた上で部署を異動を了承したので異動したんですよ滝汗それがたった1日やっただけで出来ないと言うのはおかしいでしょ」

聞いていた私達もなにも言わず、黙ったまま……

オジサンさんは異動先の部署に戻りました。

そりゃそうだよね!