ほかならぬ人へ/白石一文 | Read or Dead

ほかならぬ人へ/白石一文

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2009年下期の直木賞受賞作

悪くない
悪くないけど、なんだろう、この「なんだかなー」感は

「私という運命について」はすごくよかった
人生や結婚や男女についてのポイントを、エッセンス的に表現した記述がたくさんあった

それと比べると、なんというか、悪い意味で説教臭さがなくなってしまったというか

読みやすい・・というと聞こえはいいが、パワーダウンしたように思える

シンプルな恋愛小説、というのだが、色気がない
大味っていうか、繊細さや機微が少ない
悪くはないんだけどね・・


どうでもいいけど、1996年以前の直木賞・芥川賞作品をぜんぜん読んでないことがわかった
14年前だから、16のとき以前
金のないときか・・

今年はこれらを、時代をさかのぼって順に読んでいくか