【名曲リレー1867】ain't#3
■Ain't Nothinin' Shakin' / Alvin Lee &Ten Years Later('77)
また77年という時代に超アナクロな事を始めたというか、これしかできないんだろうなあと思わせたアルヴィン・リーの新バンドはTen Years Laterを名乗りPolydorから「Rocket Fuel」でデビュー。ミック・ホークワース(b~元アンドロメダ)、トム・コンプトン(ds)というリズム隊を従えたギターロックでリーは弾きまくりでした。
【名曲リレー1867】ain't#3
■Ain't It Good / Bad Company('99)
80's初めに活動を停止したバッド・カンパニーは、86年にブライアン・ハウ(vo)を加え再スタート、さらにロバート・ハート(vo)に代わり90's半ばまで別のバンドとして活動(この時バンドを動かしていたのはサイモン・カークでした)。98年にオリジナルのメンバーでリリースしたアンソロジーにこの4人による新曲が3曲加えられ、"Ain't It Good"はその一つ。98年録音とは思えない70's感があります。ミック・ラルフスのスライド、ポール・ロジャースの歌声の艶は格別です。
【名曲リレー1868】good#2
■Good Job / Bryn Hawarth(’75)
60'sにはフラ・ダ・リスのメンバー、70'sに入るとセッションで名前を売った(ジャッキー・ロマックスやイアン・マシューズが有名)ギタリスト、ブリン・ハワースはIslandやA&Mに何枚かソロがあります。トラフィックの六角ジャケのデザイナーとして知られるトニー・ライトのイラストが素敵な「Sunny Side Of The Street」('75)に入った”Good Job”はグリース・バンドをバックにしたブルージーな演奏でした。ここではOGWT出演時一人でやったレア動画を。カッコいいねえ。
【名曲リレー1869】good#3
■As Good As You've Been To This World / Janis Joplin('69)
ビッグ・ブラザー&ホールディング。カンパニーを辞めたジャニス・ジョプリンの初ソロは「I Got Dem Ol’Kosmic Blues Again Mama」で、エレクトリック・フラッグのハーヴェイ・ブルックスがまとめ役でバックミュージシャンを集めて来たらしい、その中には当時のジャニスの恋人のサム・アンドリュース(g)、ステッペンウルフのガブリエル・メクラー(kb)、後にフル・ティルト・ブギー・バンドでジャニスをサポートするブラッド・キャンベル(b)、エレクトリック・フラッグのマイク・ブルームフィールド(g)らがおりました。ホーンズが入った”As Good As You’ve”Been To This World”は、一瞬インストかと思うほど前半の演奏が充実。後半巻き返すジャニスのvoがカッコいい。
【名曲リレー1870】world#2
■When The World Is Ruuning Down ,You Make The Best What's Still Around / The Police('80)
ポリスの意欲作「Zenyatta Mondatta」に入った長いタイトルの曲です。邦題は”世界は悲しすぎる”だった気がします。この頃のポリスはホワイト・レゲエと呼ばれてましたが、そういうマスコミがはめようとする型よりもどんどんはみ出て大きな存在になっていくのです。貪欲にいろんな音楽を取り込みまさしくプログレッシヴなスタイルとなっていくのをリアルタイムに感じることができたのは幸せだったなあ。