【名曲リレー1846】like#2
■Like A Seed / Kenny Rankin('72)
一時期子供たちのコーラスものにはまったことありました。そんな曲を集めたコンピも作ってましたけどケニー・ランキンの”Like A Seed”も入れてましたね。僕にとってこの人はマイケル・フランクス同様大人の音楽のイメージが付きまとっていて何となくなじめませんでしたが、Rhinoから出た「Peaceful」というコンピCDでまとめて聞いたときなんか目の前からサーッと霧が晴れたような事を覚えてます。Atlantic傘下のLittle Davidから出たサード「Like A Seed」から。
【名曲リレー1847】like#3
■Like A Road Leading Home / Sarah & Friends('72)
これはムータンさんに教わった1曲。
スティーヴ・クロッパーがStaxを離れ、メンフィスでTIMスタジオを作った頃のもの。サラ・ファルチャーという女性シンガーのソロで、同スタジオのレーベルTIMからのリリース。濃厚なゴスペル色があるスワンプロックです。妙に耳に残るvo。この曲はダン・ペン&スプーナー・オールダム作品。prodがクロッパーでデイヴィッド・メイヨー(kb,g)、J・A・スペル(kb)らが参加。
【名曲リレー1848】home#2
■Rollin’Home / Guthrie Thomas('75)
70's半ばの日本のsswファンの間で大きく話題になったのがメジャーのCapitolから出たガスリー・トーマスの「Guthrie Thomas」('75)でした。こうした放浪をテーマにしたスタイルのsswというのは少々食傷気味ではあったのですが、ウディ・ガスリーを思わせるフォーキーでシンプルな音作り、歌作りに説得力があった事、そしてノーマン・シーフによる印象的なジャケットもあって、一部のメディア(まあNMMでしたが)や輸入レコード屋では熱心な支持がありました。僕は次のセカンドを先に聞いたのでそこまでのインパクトはなかったのですが、この辺を最後にこうした音は、スティーヴ・フォーバートの例外はありますが、メジャーから出てくることは少なくなり、sswは、商業化したAORや西海岸風となってゆくのです。”Rollin’Home”は1曲目です。
【名曲リレー1849】home#3
■Nobody Home / Pearl('77)
レズリーとデビーのパール姉妹による唯一作がLondonから出た「Pearl」('77)。ラス・カンケル(ds)やディーン・パークス(g)が参加したプレAOR風味のポップロック。”Nobody Home”はデビーが歌うシングル曲。デュオは1枚しかLPを残せませんでしたが、姉レズリーは再びソロになって(パール以前にもソロでシングルを出してます)”If The Love Fits Wear It”(おしゃれな関係)をヒットさせています。
【名曲リレー1850】nobody#2
■Nobody Lives Here Anymore / John Kay('73)
新年一発目が、ジョン・ケイですか…
強面な風貌ではありますが、サングラスの下はきっと優しい眼をしているに違いない(^^) ステッペンウルフのリーダーです。これはDunhillからのセカンドソロ「My Sportin’Life」からのカントリー・ロック的なニュアンスのナンバー。なごみます。スライドはだれだろう?