【名曲リレー1756】don't#2

■Don't Give Up / Peter Gabriel & Kate Bush(’86)

ピーター・ゲイブリエルの5枚目「So」からのシングルでケイト・ブッシュとのデュエット。抱き合うPVが当時話題になりまして、どうしてもケイトの声を追ってしまうのです。写真家ドロシア・ラングの「世界恐慌」という作品にインスパイアされた曲だそうで、そう思って聞けばケイトの歌声は聖母的に聞こえます。

 

 

【名曲リレー1757】don't#3

■Please Don't Touch / Steve Hackett('78)

元ジェネシスのスティーヴ・ハケットの2枚目のソロのタイトル曲。幅広い交友関係を示した(voにカンサスのスティーヴ・ウォルシュ、ランディ・クロフォード、リッチー・ヘイヴンス、リズム隊にザッパのマザースからトム・ファウラーとチェスター・トンプソン)1枚です。この曲はうねうねしたイメージのインストでハケットの弾くgシンセが活躍します。

 

 

【名曲リレー1758】touch#2

■Do You Wanna Touch Me / Joan Jett &Blackhearts(’81)

ゲイリー・グリッターのオリジナルを、ジョーン・ジェットがカヴァー。この人は”I Love Rock And Roll”以降自分が求めらてる物を的確に提示出来てる感じでした。選曲のチョイスもさすが。元々は81年の初ソロ「Bad Reputation」に入ってましたが、”I Love~”のブレイク後の82年にシングルカットしています。最高位20位。

 

 

【名曲リレー1759】touch#3

■Everything That Touches You / Mae McKenna('76)

メイ・マッケナはコントラバンドのvoだった人で、McKennaという姓からわかる様にスコットランド出身(テッド・マッケナのいとこだそうです)。Transatlanticからの「Everything That Touches You」のタイトル曲。ボニー・レイットが「Streetlights」で取り上げたマイケル・ケイメン(元ニュー・ヨーク・ロックンロール・アンサンブル)曲です。バックはパット・ドナルドソン(b~フォザリンゲイ)、ティミ・ドナルド(ds~ブルー)、ロン・レイヒー(kb~ストーン・ザ・クロウズ)ら英国勢に混じって米国人ランドール・エリオット(g)も参加。このアルバムはアンドリュー・ゴールド、ジャクソン・ブラウン、ウェンディ・ウォルドマンら西海岸の人たちのカヴァーもあるのです。

 

 

【名曲リレー1760】everything#2

■Everything You Did / Steely Dan('76)

「Royal Scam」に入った隠れた名曲であります。邦題は”裏切りの売女”。歌詞の中に「イーグルスの曲のヴォリュームあげて近所のやつらに聞かせてやれ」(Tune up The Eagles,neighbors are listening)という一節があってこれのアンサーがイーグルスの”Hotel California”の中の「They Stab It With their Steely knives,But They Just Can't Kill The Beast」の部分らしいという話あります。当時は普通に「鋭いナイフ(Steely Knives)で突き刺すけど、獣は殺せなかった」みたいに訳されてましたが、グレン・フライがラジオのインタヴューでスティーリー・ダンに引っ掛けた歌詞とコメントしたそう。となるとbeastは何の暗喩でしょう?