【名曲リレー1741】do#3

■I Can’t Do It For You / Gorgoni、Martin &Taylor('72)

アル・ゴーゴーニ、トレイド・マーティン、チップ・テイラーの半分裏方の人たちが集まったGM&Tの「Gotta Get Back To Cisco」(Buddah)は池袋のパルコの廃盤セールみたいなところで買った記憶。この3人がどういう音楽をやってるのかよくわからず(ネットなんでなかったし)、おぼろげにタツロー氏の番組でかかりそうなものではないか?と予想して購入。まあ半分は当たってましたけど。アコギの名手アル・ゴーゴーニ、sswのチップ・テイラー(よく書かれるのはアンジェリーナ・ジョリーの叔父)のジャスト・アスのコンビにsswのトレイド・マーティンが加わったユニットです。トレイド・マーティンのvoはこってりとしたイタロ・アメリカンの味わいがあります。

 

 

【名曲リレー1742】can't#2

■I Can't Take Much More / Andy Fairweather Low('76)

元エーメン・コーナーのvo、アンディ・フェアウェザー・ロウは自分のバンドフェアウェザーを解散後、A&Mに何枚かソロがありますが、どれもレゲエのリズムを取り入れたゆったりと心地いいものです。「Be Bop’N'Holla」('76)に入ったこの曲もそう。元ラヴ・スカルプチャーのジョン・デイヴィッド(b)、ラビット、ミック・ウィーヴァー(kb)、ヘンリー・スピネッティ(ds)が参加しています。リラックスという言葉がこれほど似合う音楽もそうないです。

 

 

【名曲リレー1743】can't#3

■Why Can’t Touch You? / Ronnie Dyson('70)

NY育ちのR&Bシンガー、ロニー・ダイソンの最初のヒットになる"Why Can't I Touch You?" (#8)は都会的な洗練された味わいです。ノーザンというか、こういう感じのR&Bが一番好きです。ブロードウェイ版「Hair」にも出演したとのこと。ちょっと中性的にも聞こえるvoです。

 

 

【名曲リレー1744】why#2

■Why Do You Do Me This Way / Mick Abrahams('71)

音楽性の違いでファーストでジェスロ・タルを去ったミック・アグラハムスがブロッドウィン・ピッグを経て新たに組んだのがミック・アブラハムス・バンド。ジャンコ・パートナーズのボブ・サージーント(kb)、フリーダムのウォルト・モナハン(b)、そしてリッチー・ダーマ(ds)の4人組で、基本線はブルーズ・ロックなれど、曲によっては大音量のハードロックとなるのも時代の要請でしょうか? Chrysalisからのリリースだった「Mick Abrahams Band」から“Why Do You Do Me This Way"はブルージーなロックンロールでちょっとTYAっぽい感じもあります。

 

 

【名曲リレー1740】why#3

■Tell Me Why / Limelight(’75)

どういう理由があるのか、ブリンズレー・シュワーツは、ヒッターズ、ライムライト、ニーズなどの変名でもシングルをリリースしています。ライムライトの名前出てた75年のシングルはビートルズのカヴァーでA面”I Should Have Known Better”、B面はこの”Tell Me Why”です。後にニック・ロウのソロにも感じられる60's感覚が感じられます。