【名曲リレー1606】hide#2
■Hide And Seek / The Feminie Complex('69)
フェミニン・コンプレックスはナッシュヴィルのハイスクールの同級生によって結成されたガールズ・バンドでガレージ風味もポップさも兼ね備えた存在でしたが、一般的には無名。69年にAthenaというインディーから出てた「Livin’Love」という唯一作は90’sに豪TeenvilleからCDが出て話題になりました。ソフトロッキンな曲もありますがノイジーでありながら洗練された”Hide And Seek”は名曲であります。メンバーはみな解散と同時に青春の思い出として引退。voはミンディ・ダルトン(g)という人です。
【名曲リレー1607】hide#3
■Don’t Hide Away / Lou Hayles('77)
ルー・ヘイルズは、詳細不明で77年に1枚「Don't Hide Away」を出してる英国の女性シンガー。このMyrrh(マー)と言うレーベルはクリスチャン・ミュージックの会社なんで、そっち系の歌(神様をたたえる歌)を歌った人でしょう。ストリングスやオーケストラをバックに歌いあげるMORですけど、こういうの苦手なはずなのにスーッと入ってくるのはやはり声質なのかなあともおもいます。声は少しだけギリアン・マクファーソン似であります。「ブリティッシュロック集成」やらRDMの方でも紹介されてますから英国の深い森関係では知られた人なんでしょう。しかしCCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)って歌詞が宗教的なだけの分類なんで、音楽のスタイルを表してるわけではないのですが(sswという表記と同じで)、不思議とフォークとかAOR風味のものとかぶることが多くて、パンク系、オルタナ系のクリスチャンものってないですよね。
【名曲リレー1608】don't#2
■Don’tTurn Turn Your Back / Blue Oyster Cult('81)
BOCもまた名前は知ってるが聞きこんでないバンドの代表格でもあります。「Fire Of Unknown Origin」(邦題は”呪われた炎"とまあフツー~'81)はジャケットもなかなか不気味で美しい。わかりやすい大人のハードロックがますます板についてきた時期の作品。”Don’t Turn Your Back”はよく歌うgもカッコいい。
【名曲リレー1609】don't#3
■Don’t Let It Bring You Down / Spencer Davis Group('73)
ほとんど話題になることもない時期のスペンサー・デイヴィス・グループの「Gluggo」('73,Vertigo)に入ったマッカートニー的なナンバー。この時のメンバーはデイヴィス(g,vo)、エディ・ハーディン(kb,vo)、レイ・フェンウィック(g)、ピート・ヨーク(ds)、チャーリー・マクラッケン(b~元テイスト)の5人。ウィンウッド兄弟が抜けてからSDGはもうまったく別のバンドなんですが、悪くないです。
【名曲リレー1610】let#2
■Let This Be Our Time To Get Along / John Sebastian('76)
ジョン・セバスチャンの「Welcome Back」のラストに入った映画的スケッチと言った感じの小品。ほとんどインストのような感じでハーモニカ吹きまくり。最後に一節歌あり。スティーリー・ダンみたいな都会的な風景が浮かびます。しかしストリングス系のシンセが沁みる。こういうのをホントのAORというんじゃないか?