【名曲リレー1586】runaway#2

■Runaway / The Reptile Brothers

ジェファーソン・スターシップの傑作「Earth」のラストに入った”Runaway”はN・Q・デューイーの作者のクレジットがあって長年謎でしたが、マーティ・ベイリンがprodしたグルートゥナやボデイシャスDFのメンバーだったグレッグ・デューイー(ds)の兄弟のニコラス・デューイーらしく、70's後半に兄弟がやってたザ・レプタイル・ブラザーズの音源が08年に復刻されています。そちらに”Runaway”の作者ヴァージョンが入ってますが正直JSの素晴らしいヴァージョンには負けますが、まあ珍しいので貼っておこう。

 


【名曲リレー1587】runaway#3
■Run Runaway / Slade('84)

グラムロックの勇者が突如"My Oh My"で復活を遂げたように僕のようなシロウトには映ったのですが突然の復活だったのかは正直よくわかりません(クワエット・ライオットによるカヴァー曲のヒットでオリジネーターとしてクローズアップされた?)。往年のサウンドとはずいぶん変わり80's型のものではありますが余波でこの”Run Runaway”もヒット。あれスコットランドのバンドだったっけ(実は違います)?と思わせるビッグ・カントリー調のバグパイプ的なメロディーが下世話ですが何となく笑えて許せます。

 

 

【名曲リレー1588】run#2

■Run To Me / The Bee Gees('72)

その後のブレイクを考えると、ソフトロック(昔の言い方ね)路線の70's初めのビージーズは過度期になるのかもしれませんが、ハッとさせるような美しいメロディの曲も多くあります。”Run To Me”(最高位#16)もそうで、決めのフレーズに入るまでが一番好き(一部ELOの”Telephone Line”で引用されます)。

 

 

【名曲リレー1589】run#3

■Run Run Run / Jo Jo Gunne('72)

NY(ブルー・オイスター・カルト)、デトロイト(カクタス)、ボストン(エアロスミス)など東部のハードロックに比べると西海岸のハードロックは、乾いた音とハーモニーが印象的です。ジョ・ジョ・ガン(バンド名はチャック・ベリー曲から)は、スピリットのメンバーが組んだAsylumレーベルには珍しかったLA出身のハードロック。彼らが最初のLA産ハードロックかどうかはわかりませんが、ヴァン・ヘイレンの遠い先祖みたいに考えると面白い。この”Run Run Run”は隙間にスライドが入り込む軽快なヒット曲です。

 

 

【名曲リレー1590】X3#2

■How How How / Roger Chapman('84)

古式ゆかしい英ロックを聞き始めた80'sにはファミリーだのストリートウォーカーズは入手困難でドイツ盤でよく見かけたのがvoのロジャー・チャップマンのソロでした。どれか忘れたけど1枚買ったけどあまりピンとこなかったなあ。活動の拠点をドイツに移してそこそこの支持もあったようですが、80'sのアルバムはやはり中途半端にダンサブルだったりします。「The Shadow Knows」('84)からのシングルで低予算ながらPVも作られた”How How How”もそうした踊れるファンク路線。トニー・スティーヴンス(b~元フォガット)やブライアン・ジョンストン(kb~元ストリートウォーカーズ)、ジョン・リングウッド(ds~元MMEB)らが参加。しかしこんな曲を教えてくれたTakahashiさんに感謝(^^)