【名曲リレー1441】city#3
■City On Water / Kevin Peek('82)
ケヴィン・ピークはオーストラリア出身のgtrで70’sに渡英して匿名的ですがセッションをこなしてました(マイク・ハグのソロにも加わってた後に知る)。この人の名前を有名にしたのはクラシック・ギタリストのジョン・ウィリアムズ(g)、ブルー・ミンク、スパイダー・フロム・マーズなどで知られた裏方ハービー・フラワーズ(b)、カーヴド・エア出身のフランシス・モンクマン(kb)らが集まったスカイというバンドです。プログレ的に日本のキング・レコード(Ariolaですから)は売りたかったのでしょうが、クラシックとAORが背景にある落ち着いたBGMな印象もありました。そのスカイ在籍中の81年にオランダでリリースした初ソロが「Awakening」(Ariola)。この”City On Water”は泣きまくるメロウな世界でロックとは程遠いですが、結構揺さぶられます。
【名曲リレー1442】on#2
■Carry On / Timothy B Schmit('00)
映画「Steal This Movie」のサントラに入ったティモシー・シュミットによるCSN&Yのカヴァー。voパートは一人で仕上げた愛情あふれる完コピぶりには驚愕でした。
【名曲リレー1443】on#3
■Roll On Gambler / Grinderswitch('74)
オールマンズのローディーたちが組んだグラインダースウィッチは、74年にCapricornからデビューしています。オールマンに比べると小粒ではありますがなかなかいい感じのサザンロック。ドゥルー・ロンバー(g.vo)の軽快なgも印象的なこの曲はファーストから。ちなみにGrinder's Switchと所有格がついて2語になると、ガーランド・ジェフリーズがいたザ・バンド的なバンドの事。
【名曲リレー1444】roll#2
■Roll On Babe / Ronnie Lane('74)
フェイシズ脱退後リリースしたロニー・レインの初ソロ「Anymore For Anymore」は、ザ・バンド的でノスタルジックな作風でした。デロール・アダムスのカヴァー”Roll On Babe”はギャラガー&ライルが参加したこれまた泣かせるキラートラックです。フェイシズのマネージャーのビリー・ギャフが設立したGMからリリース。
【名曲リレー1445】roll#3
■One Man Rock And Roll Band / Roy Harper('71)
英国のフォーク系ssw、ロイ・ハーパーはどうしてもゼッペリンがらみの話題で語られることが多いです(サードで”ハーパーに脱帽”という曲を入れ、ゼッペリンが尊敬するフォークシンガーとはどんなだ?という流れで~でもその分広く聞かれたとは言い難いですが)。この「セカンド」(Stormrock)にも変名でペイジが参加した曲があります。この”One Man Rock And Roll Band"は力強いストロークが印象的でフォークではありますが、ブルージーです。スティルスがよくやるタイプに通じます。