【名曲リレー1386】sugar#2

■Sugar Babe / The Youngbloods('69)

ヤングブラッズで一番好きなのはこのライヴ盤「Ride The Wind」('69)です。バナナの弾くエレピが実に軽快な”Sugar Babe”は、ジェシ・コリン・ヤングが思わず笑ってしまうミストーンの曲なんですがそのまま収録。途中のkazooと言い実に楽しいムード。ちなみに山下達郎ほかのシュガー・ベイブはこの曲から取られたそうです。

 

 

【名曲リレー1387】sugar#3

■Sugar Mama / Bonnie Raitt('75)

デルバート&グレンの”Sugar Daddy”の歌詞を女性形に代えたもので、ボニー・レイットのスライドソロ(当時は全曲エレキスライドというわけではなかったのです)をフィーチャーしたものでした。ファンキーなクラヴィネットも聞きものです。このMidnight Specialのは77年で、同じバンド(フリーボ(b)、ウィル・マクファーレイン(g)、デニス・ウィッテド(ds)、マーク・ジョーダン(kb))でずっとやってきてかなりこなれた演奏で、やり取りもリラックスして素晴らしい。ローズマリー・バトラー(vo)もコーラスで参加しています。

 

 

【名曲リレー1388】mama#2

■Mama / Chris Harwood ('72)

腹ボテうさぎのBirthレーベルに1枚残したクリス・ハーウッドの「Nice To Meet Miss Christine」から。リフ・ラフのロジャー・サットン(b)とトミー・アイア(kb)、ファイアのデイヴ・ランバート(g)を中心としたバンドがバックを務めたセピアトーンのフォークロックです。”Mama”は、後にストローブスに加わるランバートの作品です。

 

 

【名曲リレー1389】mama#3

■New Mama / CSN&Y('73)

「Tonight's The Night」に入ったナンバーですが、73年の再編CSN&Yやら、Roxyでのライヴなど発掘ものにも収録されてます。またスティルスも「Stills」で取り上げていますが、決して明るくないメランコリックなムードです。これは73年のCSN&YのWinterlandで新曲として披露。

 

 

【名曲リレー1390】new#2

■Something New / Traffic('74)

トラフィック最終作となった74年の「When The Eagle Flies」は、大勢いたメンバーが去り元からの3人にbassのロスコ・ジーの4人となってのもの。時期によって度合いは違いますが、一貫してフォークとR&Bとサイケがルーツにあったトラフィックの、到達点とは言い過ぎですがかなりの高みにある作品。kb類の使い方ゆえプログレ的とも言われました。”Something New”は1曲目でキャッチーかつソウルフルです。