【名曲リレー1376】few#2
■For Few Dollers More / Smokie('77)
"遥かなる青春”という意味のない邦題がついたスモーキーの77年のシングル。ポップでキャッチーでいいバンドだと思うのですが、日本ではロックというよりはポップス的に一段低い感じで扱われててなんか悔しかった。クリス・ノーマンのハスキーな歌声はしばしばロッド・スチュワートを思い出させ、80's以降、ヨーロッパではオバサマ(元おねーさま)方に絶大な人気を誇るのもわかるような感じ。
【名曲リレー1377】few#3
■The Land Of The Few / Flamin' Groovies('91)
ヴェテラン・ガレージ・バンドのフレイミン・グルーヴィーズが91年オーストラリアで出した「Step Up」に入ってたラヴ・スカルプチャーのカヴァー。歌謡ロックとも入れるオリジナルにはかなわないがこういう曲を取り上げる心意気はうれしい。グルーヴィーズは日本ではパンク時代の70's後半に紹介されましたが、68年ごろから活動を続ける大ヴェテラン。メンバーは変われどシリル・ジョーダン(g,vo)はおります。
【名曲リレー1378】land#2
■The Land~Rainy Sunday Feeling / Ramatam(’73)
女性gtrのエイプリル・ロートンが加わったラマタムのセカンド「In April Came The Dawning Of The Red Suns」は、ロートンの激しいgの入ったハードロックとソフトロック的なものの二本立てでした。このメドレーは後者です。ロートン、トミー・サリヴァン(g,kb,vo)、ジミー・ウォーカー(perc)のトリオ編成でスタジオワークによる部分が多いこうしたソフロ的な曲はしっとり感が素晴らしい。
【名曲リレー1379】land#3
■In The Land Of Grey And Pink / Caravan('71)
初期キャラヴァンの大傑作のタイトル曲。J・R・R・トールキンの「指輪物語」の中つ国の事をタイトルはあらわしてるのだとか。牧歌的な空気が全体を覆っています。前半はpiano、後半はノイジーなorganとデイヴ・シンクレアは大活躍です。うがいをするように喉を震わせるところがvoでありますが、BBC音源では本人たちが思わず笑ってしまうヴァージョンがありました。
【名曲リレー1380】pink#2
■Lily The Pink / Scaffold('68)
ポール・マッカートニーの弟マイク・マクギアが、郵便局員ジョン・ゴーマン、自称作家のロジャー・マッゴウと組んだスキャフォルドは、詩の朗読とコントと歌によるショーを地元リヴァプールでやっていた3人組。日本語では伝わりにくいのですが、ギャグ満載の楽しいステージだったようです。先日大垣共立銀行のCM曲との近似にやっと気づいた(^^)”、Thank U Very Much”('67,#4)に続く大ヒット”Lily The Pink”('68,#1)は、このBBCでのPV見ても何となく笑えます(歌詞が分からなくても)。
bassを弾いてるのはジャック・ブルース、コーラスでホリーズのグラハム・ナッシュが参加してるのだとか、ホリーズの”Jennifer Eccles”の歌詞の一節はここから取られてるとか、そんな話がwikiにありました。マクギアのソロには兄が率いるウィングスが参加したものもありますが、それは木曜に。