【名曲リレー1346】never#2
■Never Be The Same / Christophere Cross('80)
しかしあの時代らしい爽やかな音です。覆面sswとして登場した南から来た男、従来の西海岸的な爽やかさ(実はテキサス男)はナチュラル・テイストで、ヴァレリー・カーターやニコレット・ラーソンの女性コーラス隊の参加で二割増しとなります。マクドのスモーキーな歌声、ジェイ・グレイドンやスティーヴ・ルカサーの超絶テクが加わってもAORが醸し出すアーバンな夜のムードとは程遠い陽のあたる音楽です。ただこのマジックは2枚目以降は僕には効きませんでしたが。
【名曲リレー1347】never#3
■Never Gonna Come Down / Brian Auger's Oblivion Express('77)
ハミングバードからクライヴ・チャーマン(b)が加わった77年のオブリヴィオン・エキスプレス。もはや英ロックというよりはファンキー系クロスオーバー。voのアレックス・リガーウッドがこの後サンタナに参加します。イントロの感じはちょっと変わったなあと思いましたが中盤以降のオルガンソロなどいつものオーガー節であります。「Happiness Heartache」から。
【名曲リレー1348】down#2
■Going Down / Moloch('70)
ジェフ・ベックがカヴァーしたことで”Going Down”という曲は作者のドン・ニックスの懐を大いに潤わせたことでしょう。ニックスは南部出身のスワンプ系sswで、ElektraやShelterにソロがありますが、70年にモロク(Moloch)のprodとしてこの曲を提供。おそらくはモロクのヴァージョンがオリジナルなのでは?と言う記載を日本盤CDで読んだことがあります。南部産サイケ風ハードロックです。他にもフレディ・キング、JJケイル、4期パープル、パール・ジャムなどがカヴァー。
【名曲リレー1349】down#3
■Lie Down In The Bed You've Made / Heather Nova('15)
ヘザ-・ノヴァの名前はhideto3.0さんかGさんのHPで知った記憶。もう相当昔。バミューダー諸島出身のsswで15年の「The Way It Feels」に入った””Lie Down In The Bed You've Made”はsteel-gが夢幻の空間に誘う名曲。なんとなくイノトモを思わせる部分もあります。一時期同時代のアーティストも聞いてましたが、すぐにやめてしまった。この人のその仲間でした。
【名曲リレー1350】lie#2
■Lies / The Knickerbockers('65)
ビートルズよりもビートルズっぽいと評判だったニッカーボッカーズの”Lies”は65年のヒット。ニュージャージー出身のこのバンドの賞味期限は短かったのですが、これと”One Truck Mind”はなかなかかっこいい。