【名曲リレー1331】stay#3

■Back To Stay / Bridget St John('71)

ブリジット・セント・ジョンの2枚目「Songs For The Gentle Man」(Dandelion)に入ったドリーミーなナンバーです。この人のスモーキーな歌声にはホント惹かれます。基本線は引き語りですが、アシッド・フォークと呼ぶには表情が豊か。prodはロジャー・ウォーターズとの共作「肉体」で名のみ知られたロン・ギーシン。

 

 

【名曲リレー1332】back#2

■Back On Thr Road / Joe Egan(’79)

スティーラーズ・ホイールのジョー・イーガンが、元相方ジェリー・ラファティーの大成功を片目に見ながらm79年にリリースした初ソロ。まあほとんど同じ世界なんですがこっちはほとんど話題にならず、匙加減とタイミングってありますよね。デイヴ・マーキー&ヘンリー・スピネッティというクラプトン。バンドのリズム隊や元スティーラーズのポール・ピルニック(g)らが参加。「Out Of Nowhere」(Ariola)から。

 

 

【名曲リレー1333】back#3

■Come On Back To Me / Randy Meisner('80)

イーグルスを辞めて故郷ネブラスカの農場経営に乗り出すという話だったランディ・マイズナー。音楽の夢断ちがたく(と報じられたけど真偽のほどわからず)というよりはAsylumとの契約があった趣味的な内容のソロを出し再び休業。Epicに移った80年シルヴェラドスという自分のバンドを率いてカムバックしたのが「One More Song」でした。ジャック・テンプチンの昔の曲(ジャクソンがライヴでやってたことが確認されてます)をタイトルに、エリック・カズ、ウェンディ・ウォルドマンとの共作曲を多く含む内容。バックのシルヴェラドスは、パンのドン・フランシスコ(ds)、ウォルドマンのバンドにいたクレイグ・ハル(g,steel)、ヴェテランのブライアン・ギャロファロ(b~元メイスン&キャス)、チェロキーのクレイグ・ケンプ(g)、そしてスターリング・スミス(kb)という渋いところでしたが、ふたを開けたら80’s型のポップロックで時代を読んだ感じあります。シルヴェラドスの実際のツアーではメンバー変わってて(ショボくなってて)残念。ウォルドマンがコーラスで参加した”Come On Back To Me”もずいぶんポップな印象。ザ・バンドのリック・ダンコ同様ソロになったらbassからアコギというのはなんか緊張感なくなるのです。

 

 

【名曲リレー1334】come#2

■Revenge Will Come / Greg Copeland('82)

ジャクソン・ブラウンのハイスクール時代の先輩というグレッグ・コープランドをデビューさせたのはやはりジャクソンでして、「Lawyers In Love」時期のバックの面々(リック・ヴィトー(g)、ボブ・グロウブ(b)らが参加)。タイトなロックンロールとやや緩いバラードが混在した引き締まった出来でした。ただ未だCD化されてません。タイトル曲の”Revenge Will Come”はコープランド版”The Pretender”のような内容。先日FB友の晴野さんが素晴らしい訳詞を紹介されてました。しかし伸びのあるg素晴らしいなあ。

 

 

【名曲リレー1335】come#3

■Come Rain Or Come Shine / Ray Charles('59)

元々はミュージカル「セント・ルイス・ウーマン」のために書かれたジョニー・マーサー=ハロルド・アーレンのペンによる46年の曲だそう。僕はレイ・チャールズのヴァージョンで知って、83年のマーティン・スコセッシ監督の「キング・オブ・コメディ」のサントラで知ったのですがレイ・チャールズのも59年にレコーディングされたものとか。何とも上品なオーケストラに乗せて気持ちよさそうに歌われる”降っても晴れても”です。