【名曲リレー1276】dream#2
■Dreams & Nightmares(Dream) / Message('73)
その昔「Music Life」誌の「LPコーナー」(というお店)の広告で、今月のハードロック特選盤に載ってたメッセージのセカンドです。あまりに怖いジャケットが印象的でしたが、今はこうやってつべで聞けるんで幸せ。詳細不明ですけど、ドイツのハードロックで、音の輪郭がクリアなんでジャケットのイメージとは違い割と聞きやすい。この”Dreams & Nightmares”はDreamsとNightmaresがあってどっちも10分を超えるこのアルバム「From Book And Dreams」の肝となる曲。ちなみにキングのユーロロック・シリーズでもう少し後のLPが日本で紹介されてます。
【名曲リレー1277】dream#3
■These Dreams / Heart('85)
80'sの再ブレイクしたハートは、メンバーの衣装やヘアスタイルがどうもジョークみたいで(すいません)、この辺まともに聞いたことないです。どうしても美人姉妹をフロントにしてデビューしたことで、この姉妹の見かけ(太ったとか髪型とか衣装とか私生活とか)で判断してしまうのはいけないことだとわかってるのですが。「Heart」からの3枚目のシングルで#1ヒット(しかし見事に他人の職業ライターの曲ばかりシングルになりますね)。わかりやすいメロディーだと思いますが、もうひとひねり欲しい。でもそのひねりがないからヒットしたんでしょう。
【名曲リレー1278】these#2
■These Days / Nico('68)
ジャクソン・ブラウンがAsylumからデビューする前のソングライター時代に、広く知られた曲に”These Days”がありました。ジェニファー・ウォーンズ、グレッグ・オールマン、NGDB、ジョニー・ダレル、ゲイター・クリークなど様々なカヴァーがありますがオリジナルは、このニコのヴァージョン。ジャクソンとニコは一時期親密な仲だったらしいです。この「Chelsea Girls」('68)は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストに加わりすぐに抜けた後リリースされた初ソロ。シンプルで美しいフォーキーなナンバーで低い声が印象的。
【名曲リレー1279】these#3
■Child In These Hills / Jackson Browne('72)
そのジャクソンのファーストの中で一番好きなのがこの”Child In These Hills”。el-g(弾いてるのはアルバート・リー)が使われた数少ない曲なんですが、ジャクソンが初期に加わっていたNGDBのジム・ファッデンのharmonicaが実にエモーショナルで素晴らしいのです。
【名曲リレー1280】child#2
■ The Man With A Child In His Eyes / Kate Bush('78)
ケイト・ブッシュの最初の2枚は名曲ザクザクなのですが、ストリングスとウィンドをバックに歌われる”少年の瞳を持った男”もまた素晴らしい。