【名曲リレー1256】papa#2
■Papa John /Hans Staymer Band('72)
カナディアン・スワンプとしてsswファンにも人気のハンス・スタイマー・バンドは、かつて日本で紙ジャケでCD化されたことありましたが、なんとトリオからLPが出てた事もあったそう。意外な骨太なハードロッキンな音でびっくりした記憶があります。同郷の大先輩ザ・バンドの”WS Walcot Medicine Show”のカヴァーもありました。このブルージーな”Papa John”ではハーモニカも印象的。72年のデビューアルバムからです。その昔まるちゃんに聞かせてもらいました。
【名曲リレー1257】papa#3
■Papa's Got A Brand New Pigbag / Pigbag('82)
ニュー・ウェイヴがファンクやダブと結びついて独自の音を出してた80's初めに登場したポップ・グループのbassのサイモン・アンダーウッドが解散後結成したのがピッグバッグ。ジェームズ・ブラウンの曲に引っ掛けたタイトルがユニーク。アフロビートとブラスとダブというのがキーワードでしょうか。日本ではバイクのCMにも使われたインストでした。ちなみにポップ・グループはリップ・リグ&パニック、マーク・スチュワート&ザ・マフィン、そしてこのピッグバッグに分裂したのでした。
【名曲リレー1258】brndnew#2
■Brand New Friend / Lloyd Cole & The Commotions('85)
ロイド・コール&ザ・コモーションズも登場したときはネオアコのブームの末期だったんでそういう感じもあったんですが、今聞くと鼻づまり系唱法のsswのアルバムといった感じでなかなか楽しい。セカンドまでは買ってた記憶。ゴスペルっぽいコーラスを入れてますがコールの歌声はそんなにソウルフルではなくて面白い。クライヴ・ランガーprodの「Easy Pieces」から。
【名曲リレー1259】brand new#3
■Brand New Heartache / Gram Parsons & Emmylou Harris('76)
GPの死後リリースされた未発表曲集「Sleepless Nights」から。このアルバムは、カントリー・クラシックのカヴァー集で、オクラ入りしたフライング・ブリトウズの企画ものと、エミルー・ハリスとのデュエットものから成ります。このエヴァー兄弟曲は後者で、GPの死後エミルー・ハリスが注目されているさなかのリリースだったのでした。
【名曲リレー1260】heartache#2
■Heartaches In Heartaches / Andrew Gold('74)
リンダ・ロンシュタットのバンドから卒業してソロになったアンドリュー・ゴールドの1枚目です。dsを含め(それでもデイヴィッド・ケンパーら複数のdsがクレジット)ほとんどの楽器をアンドリューが手掛けた作り込んだアルバムで、prodはアコースティックな印象があるチャック・プロトキンなんで意外です。ここから"That's Why I Love You"がヒットしました。全体に漂うビートリーな感じは後に10CCの片割れとWAXを組むことでも資質は明らかです。いい曲いっぱいありますが、リンダがハモる”Heartaches In Heartaches”は格別の味わい。これも80'sのある時期結構値が高騰しててびっくりでした