【名曲リレー1206】rock&roll#2

■Rock And Roll / Led Zeppelin('71)

適度な長さだからラジオでよくかかったゼッペリンの4thからのシングル。マニアックなロックンロール曲、ドゥーワップ、R&Bからの歌詞、フレーズの引用もあって、後に研究家は大喜び(当時から80’sくらいはそんなこと誰も言わなかった)ただし後に出たライヴ・ヴァージョンの方がシンプルでカッコいい。動く姿初めて見たのもこの映画でしたが、なんとも悔しいくらい華があるバンドです。おっとロバート・プラント右上奥歯治療中か?1分35秒

 

 

【名曲リレー1207】rock&roll#3

■Rock And Roll Soul / Grand Funk Railroad('73)

テリー・ナイト(もともとGFRはテリー・ナイト&ザ・パックというバンドでしたので、このマネージャー&プロデューサーのバックバンドだったのでした、GFRは)と別れたGFRの再スタートとなった「Pheonix」から。kb奏者のクレイグ・フロストが加わってガッツなオルガンを弾きます。この曲に寄り添う感じのオルガンは好き。ラストに入った”Rock And Roll Soul”は名曲です。

 

 

【名曲リレー1208】soull#2

■I A Rebel Soul / Aswad('75)

ノッティングヒル周辺の在英二世ジャマイカンによって結成されたアスワド(バンド名はアラビア語で「黒」の意味とか)は、マトゥンビ、スティール・パルス(「平等の権利」というアルバムを出してました)と並んでブリティッシュ・レゲエの代表バンドでした。英レゲエというと、差別、労働環境、移民など現実の題材を扱い、パンク同様、ストレートな主張を含んだ歌詞が白人層にも支持されてた事が印象的でした。アスワドは、80's以降は急激にポップ化し(アルバート・ハモンドをカヴァーした事もありました)ラヴァーズ・ロック面が強調されますが、75年のデビュー作「Aswad」では、主に移民問題を歌い、ずいぶんとんがっています。でも”I A Rebel Soul”の様なメッセージソングですら、音的には心地よさを秘めており、歌詞を知らずしてもその洗練さを十分楽しめます。イントロのgなんかロックファンにも十分OKな感じです。しかし40年ぶり位に聞きましたが、こんなに聞きやすかったっけ?というのが驚きでした。

 

 

【名曲リレー1209】soull#3

■Mr.Soul / Everly Brothers('68)

このカヴァーは知りませんでした。バッファロー・スプリングフィールドのニール・ヤング曲をエヴァリー兄弟がカヴァー。ライ・クーダーのうなるスライドが印象的なバーバンク・サウンドです。prodはジャック・ニッチェとのこと。見事に荒ぶる心を抑えたような名アレンジ。

 

 

【名曲リレー1210】mister#2

■Mister Jesus / National Head Band(’71)

ハードロックなのかカントリー・ロックなのかポップなのか方向性がよく見えないけど大好きなバンドです。ナショナル・ヘッド・バンドはユーライア・ヒープに参加するリー・カースレイク(ds)や後にキャメルのヤン・シェルハース(kb)がいた4人組。Warnerからの唯一の作品「Albert One」('71)がCD化されたのはごく最近です(Esotelicから)。この”Mister Jesus”は、orgとgのソロの応酬によるイントロ部分がプログレっぽいですが、本編は牧歌的なフォークロック。