【名曲リレー1171】never#3
■I've Never Been To Me / Charlene ('76)
元々はランディ・クロフォードが76年に取り上げたのが最初だといいます。シャーリーンのヴァージョン”愛はかげろうのように”は、77年の小ヒット後、82年にヨーロッパでリヴァイヴァルヒットしその流れで全米#3となったものです。僕は76年ヴァージョンも、メアリー・マクレガーがカヴァーした(”恋はかげろうのように”)も知らなかったので、80’sに突然ヒットした当時らしくない昔のオリヴィア・ニュートン・ジョンのようなカントリーポップなこのメロディーにびっくりした記憶があります。
【名曲リレー1172】been#2
■Now That's Everything's Been Said / Spring('72)
キャロル・キングがいた幻のグループ(当時はそんな感じだったでしょう)ザ・シティのナンバーを、スプリングがカヴァー。ブライアン・ウィルソンがプロダクションに絡んでるスプリングにとって、ゴフィン=キング曲を取り上げることはまた大きな意味があった気も。とはいってもUAからリリースされたスプリングのこのアルバムはセールス的に不発ではありましたが内容は素晴らしいものでした。
【名曲リレー1173】been#3
■Been Gone Too Long / Nicolette Larson('80)
80年のニコレット・ラーソンの3枚目「Radioland」は解散前の末期のドゥービーの混成メンバーがほとんどの曲のバックを担当してる関係で、全編軽いAOR風味のムードになっています。前作にあった70's西海岸ロックの香りが失われてるのが悲しいところ。”Been Gone Too Long”はチャンキーことローレン・ウッドの作品で、深みはないのですけど、耳に残るメロディーではあります。タイラン・ポーター(b)、キース・クヌッドセン(ds)、ジョン・マクフィー(g)のドゥービーにダグ・リヴィングストン(kb、フールズ・ゴールド)、ビル・ペイン(syn)という布陣。
【名曲リレー1174】gone#2
■Help Me Mummy's Gone / The Game('66)
65年から67年にかけてDecca、Parlophoneにシングル4枚残して消えたザ・ゲームは知らざれるモッズ5人組です。僕はDeram音源を中心とした英サイケのコンピ「Great Psychedelic Trip」(See For Miles)でこのバンドを知ったんですが、決してメロディアスではないし粗も多いんですが、ライヴはきっとエキサイティングだったんだろうなあという気もします。バンドの末期、Parlophoneに移っての"Help Me Muumy's Gone"は、ザ・フーっぽいです。これは、”It's Shocking What They Call Me”のB面でした。活動中はアルバムを出せませんでしたが98年にCDが出てるようです。
【名曲リレー1175】gone#3
■Feeling's Gone Away / Joe Vitale('74)
ジョー・ウォルシュ一家の番頭、ジョー・ヴァイターリの初ソロは、ほとんどの楽器をヴァイターリが手掛けたものでした(gはウォルシュとフィル・キーギー(グラスハープ)、リック・デリンジャー)。この”Feeling's Gone Away”はおそらく一人でやってます。途中のfluteソロは同行したイーグルスの2度目の来日でも披露しました。「Roller Coaster Weekend」('74)から。