【名曲リレー1161】garden#3

■Rose Garden / Joe South('70)

リン・アンダーソンでヒットした”Rose Garden”の作者ヴァージョン。ジョー・サウスは”Hush”を書いた人で、あれは南部の白人カントリーらしくエレキ・シタールビュンビュンでした。この”Rise Garden”はリン・アンダーソンほど華やかではない分曲の良さが引き立ちます。

 


【名曲リレー1162】rose#2

■Yellow Roses / Heron(’70)

すごくビートルズっぽいメロディーと感じたヘロンの”Yellow Roses”。音楽は全然違うのに。ロイ・アップスとGT・ムーアによる美しいメロディーがシンプルな弾き語りと小鳥のさえずりをバックに歌われる木漏れ日フォークの傑作、ヘロンのデビュー作から。90's以降再評価され、再結成の来日も実現したという稀有な例。リリースはDawnから。

 

 

【名曲リレー1163】rose#2

■Misty Roses / Colin Blunstone('71)

晩秋という感じのアルバム「One Year」に入ったコリン・ブランストーンの名唱で知られるティム・ハーディン曲。ぼくはストリングス・セクションが苦手なんで、このアルバムそういう曲は飛ばして聞いてました。"Misty Roses”は半分そうですがまあ仕方ないか。ゾンビーズ解散後、これが初ソロになります。

 

 

【名曲リレー1164】misty#2

■In A Misty Morning / Gene Clark('73)

バーズ関係が人気あったオランダで73年に出たジーン・クラークの未発表曲集「Roadmaster」を入手したのは80’sの英Edselから出たジャケ違いの再発LPでした。本国では全く無視されてたジーン・クラークの「White Light」と「No Other」の間にリリースされてますが、再結成オリジナルバーズのシングルやFBBのシングルの別ヴァージョンに、スプーナー・オールダム(kb)やスニーキー・ピート(steel)、クラレンス・ホワイト(g)が加わったオクラ入りした音源を合わせたもの。”In A Misty Morning”は淡々とした歌われますが、ほんとにしみじみさせられます。

 

 

【名曲リレー1165】misty#3

■Long Misty Days / Robin Trower('76)

前にも書きましたが、僕の洋楽リスナー元年は77年なので、とりわけこの1年のロックの流れは個人的な生活と密着してよく覚えてます。この年の1月から来日ラッシュが続きますが、トップを飾ったのはエアロスミスかこのロビン・トロワーだった気が。顔で弾くタイプのgtrで、ジェームズ・デューワーのvoも渋くてよかった。あえてジャンル分けするとブルーズ・ロックですが、かなり特殊。むしろギターロックとした方がいいかも。来日記念盤となった76年の「Long Misty Days」から。これもいつも言ってますが一連の幾何学的模様のジャケでずいぶん損してる気が…