【名曲リレー1156】girl#2

■The Girl Who Loved, The Girl Who Loved / Head Machine('69)

この辺詳しくないのですが、トウ・ファットを組んでいたリー・カースレイク(ds)とケン・ヘンズレー(g,kb,vo)が脱退後後任としてトウ・ファットに加わるブライアン・グラスコックや兄弟のジョン(ヘンズレーのゴッズ時代の仲間)と組んでたのがヘッド・マシーンで、クレジットは変名ですけど、バレバレ。唯一作「Orgasum」はMajor Minorというインディーから出て、ヘンズレーはユーライア・ヒープのデビューも控えてたので(この辺の前後関係がよくわからない)変名だったのかな?サイケ風味のハードロックもありますが、”The Girl Who Loved The Girl Who Loved”は美メロのポップ曲。60'sの香りを引きずっております。

 

 

【名曲リレー1157】girl#3

■Party Girl / Rachel Sweet('81)

レイチェル・スウィートはオハイオ州アクロン出身の女性シンガーで、英Stiffからデビューした際は15歳かそこらでした(同郷のディーヴォがStiffと契約してたからみもあったのか?)。ニック・ロウ、コステロ、イアン・デュリー、レックレス・エリック、リーナ・ラヴィッチら初期のStiffの面々は組んでパッケージツアーを行ってましたが、レイチェルは年齢的に参加できなかったようですけど、この辺の人たちとは家族的な交流があったようです。Stiffを離れ米Columbiaに移った「…And The He Kiessed Me」ではちょっと大人になって妖艶な魅力も見せてます。レックス・スミスとのデュエット曲やらパット・ベネターよりも早く”Shadows Of The Night”を取り上げたとか聞きどころはいくつかあり。prodは後にシンディ・ローパーを手掛けて有名になったリック・チャートフとパラディン、スナフーのピート・ソリーです。”Party Girl”はレイチェルのオリジナルで力強い80’sロックでStiff時代とは全く違うアメリカの音です。

 

 

【名曲リレー1158】partyl#3

■Life And Soul Of The Party / Mally Page('66)

モーリー・ペイジとはジャッキー・トレントの妹らしいです。当時15歳でこれが唯一のシングル。曲はトニー・ハッチが書き、ペチュラ・クラークも歌ったナンバー。小気味よいgがなかなかかっこいい。UKガールズらしい音です。

 

 

【名曲リレー1159】party#3

■Garden Party / Rick Nelson & Stone Canyon Band('72)

60's初めまでに無数のヒットを放ったリッキー・ネルソンはカントリー・テイストもあったポップ・アイドルでした(俳優としても活動)。その後ディランに傾倒し、ヒットから遠ざかってましたが、カントリーロックのブームもあった70's初めにリック・ネルソン&ストーン・キャニオン・バンドとしてカムバック。イーグルス参加以前のランディ・マイズナーがいたことでも知られています。マイケル・ネスミスにも通じるそこはかとないカントリー臭を感じさせるカントリーロックでした。72年の”Garden Party”は#8という大きなヒットになりました。この素朴な曲が…という思いはあります。

 

 

【名曲リレー1160】garden#2

■Thorn Tree In The Garden / Derek & The Dominos('70)

昔の自分のブログの記事を見てて思い出したのですが、10年前mixiのマイミクさん達の間で流行ったのが2枚組「Layla」を1枚ものにするとどうなるか?ってやつ。記憶が定かではないですが、確かビートルズのホワイト・アルバムを1枚ものにすると〜というのが最初だった気がします。ちなみに僕がセレクトしたのは、

A)(1)I Looked Away (2)Anyday (3)I Am Yours

(4)Nobody Knows You When You're Down And Out 

B)(1)Layla (2)Thorn Tree In The Garden (3)Bell Bottom Blues (4)Tell The Truth(7")

こういう感じ。B4にシングル・ヴァージョン入れるズルしてますけど。"Thorn Trees In The Garden”を”Layla”の後に入れたのは、そのコーフンをクールダウンさせる目的です。まあクラプトンとホイットロックの二頭バンドだよ、というアピールもしておきたかった。ちゃんとこのアルバムを聞いたのは実は大学に入ってからなので、80'sですが、本当に好きになったのは更に後で、90'sに入ってからかもしれません。下北Flashで格安で購入した米Polydor盤LPをそれこそ前の所有者以上に浴びるように聞いてました。よって90's後半リマスターCDへの切り替えもスムーズでした(あのモコモコした音がクリアになったのはさすがにびっくりでした)。今でも思うのはもっとボビー・ホイットロックの味を出させてあげたかったなあ、ということ。クラプトンvsデュアン・オールマンの構図ばかりクローズアップされますが、汗臭いセカンドvoとしての彼の存在も大きいのです。