【名曲リレー1116】side#2

■I'm The One Who'll Be By Your Side / Gary Wright('79)

全く私見ですが、”Dream Weaver”の大ヒットでシンセという楽器に取りつかれた感じのゲイリー・ライトの音楽はその後、シンセ・ポップというような感じのテクノロジーに頼った作風になってゆき(もちろん無機質なシンセポップとはまた違い血が通ったメロディアスなものでありますけど)それまでの熱いロックのゲイリー・ライトを知ってるとちょっと残念ではありました。この「Headin' Home」ではルカサーやマイケル・マクドが参加したLA録音で、べつにゲイリー・ライトじゃなくてもいい気が当時してました。次の「Right Place」ではその辺吹っ切れた感じでよかったのです。

 

 

【名曲リレー1117】side#3

■Both Sides Now / Judy Collins('69)

物事には裏と表があって、両側からよく見てみても結局私には幻しか見えなくて、よくわからなかった~というような歌なのですが、ジョニ・ミッチェルが書いてジュディ・コリンズが歌った”青春の光と影”です。ニューシネマのなかでも忘れてしまうことが多いホール・バートレット監督の映画「青春の光と影」(Changes,'69米)の主題歌でした。

 

 

【名曲リレー1118】now#2

■The Change Is Now / The Byrds('68)

「名うてのバード兄弟」から。渋谷の道玄坂にあったヤマハで80’s初めに買った1枚。まだバーズの事よく知らず、”Goin' Back”が入ってる(結局こういう商業的な曲はやりたくないとクロスビーは脱退)という理由だけで買ったのですがドリーミーな音作りは、フィル・スペクターのフォークロック版だなあと感じたものでした。ストリングスベンダーの事も知らずクラレンス・ホワイトの弾くベンダーをスティールでもないし何だろうと夢想したものです。

 

 

【名曲リレー1119】now#3

■It's All Up Now / Fruupp('74)

フループはアイルランド出身のプログレでジャケットの世界観が好みではないんで聞かず嫌いでしたが、3枚目「Prince Of Heaven's Eyes」('74)に入ったこの曲はファンタジックなムードが素晴らしい。クリムゾンとイエスの叙情性のいいところを濃縮したような感じです。リリースはDawnから。

 

 

【名曲リレー1120】all#2

■Let It All Hang Out / The Hombres('67)

ホンブレスはメンフィス出身のガレージ・バンドで、67年にリリースされ#12まで上がったパーティー向けのガレージ・ナンバーがこの”Let It All Hang Out”歌詞はほとんどあってないようなもの。ハンドクラップとgの刻みが耳に残ります。