【名曲リレー1076】you#2
■Just To Be With You / Paul Butterfield Blues Band('68)
4th「In My Own Dream」('68)あたりで従来のブルーズから、ずいぶんはみ出した感じの音楽をやり始めたポール・バタフィールドです。具体的にはホーン・セクションを加えてのスタイル。その路線が確立するのは次の「Keep On Moving」からですが。この”Just To Be With You”はマディ・ウォーターズで知られるバーニー・ロス作品。吹いて歌って大活躍。エルヴィン・ビショップ(g)はこのアルバムまで。オルガンを弾いてるのはゲストのアル・クーパーです。
【名曲リレー1077】you#3
■The Way You Do The Things You Do / Rita Coolidge('77)
テンプテーションズの軽快なR&Bをねちっこい感じでカヴァーしたリタ・クーリッジの「Anytime Anywhere」からの3枚目のシングルだったと思います。泥臭いスライドは先日日本でお亡くなりになったヴェンチャーズのジェリー・マギーでしょうね。
【名曲リレー1078】thing#2
■Things Are Getting Better / Stone The Crows('70)
ジミー・マカロック参加前のストーン・ザ・クロウズが好きです。マギー・ベルは、数ある「どこどこのジャニス」のグラスゴー代表なんですけど、ジャニスをそんなに好きじゃない僕も楽しめます。セカンドの「Ode To John Law」は次の「Teenage Licks」と並ぶ傑作でしょう。
【名曲リレー1079】thing#3
■Wild Thing / Jordan Christopher & The Wild Ones('65)
”Wild Thing"という曲も世代でだれがやったか、というのが違いますね。元々はsswのチップ・テイラーが書いた曲。オリジナルはジョーダン・クリストファー&ザ・ワイルド・ワンズというバンドだったそう。その直後にイギリスのトロッグスがヒットさせ、ジミヘンがワイルドにカヴァー、70’sに入るとファンシーが女性voでカヴァー、近年では映画「メジャー・リーグ」で使われたXのヴァージョンですね。貼ったのはオリジナルですけど、トロッグスのヴァージョンでもそうですが、実はへっぽこなローファイなムードな曲なんです。
【名曲リレー1080】wild#2
■Wild Age / Warren Zevon('79)
「さすらい」も人気盤ですが愛着度では「Bad Luck Struck In Dancing School」(’80)も負けません。今となってはなつかしの西海岸テイストがあちらこちらに。最後に入った”Wild Age”はデイヴィッド・リンドレイのゆるやかなうねりを持ったラップ・スティールが心地いいです。コーラスではグレン・フライとドン・ヘンリーが加わるAsylum印。