【名曲リレー1071】breakdown#3

■Windy City Breakdown / Jonathan Cain Band('77)

後にジャーニーに加わるジョナサン・ケインがそれ以前に組んでたバンドがJCB。Bearsvilleに1枚77年にLPがありました。ケインはkb奏者なので、ホンキートンクなピアノ、ファンキーなクラヴィなどを使った曲があってジャーニーとは直接つながりません。Windy Cityとはシカゴの別称なんです(ケインはシカゴ出身)が、この曲はなかなかキャッチーなロックンロールです。

 

 

【名曲リレー1072】city#2

■Hurry To The City / Randy Pie & Family('73)

ランディ・パイ&ファミリーは、ドイツはハンブルグ出身のハードロックですが、この73年のシングル曲”Hurry To The City”(Atlantic)に、パープル時代のリッチー・ブラックモア(g)が参加という話があります。これに関して書かれてるのがwikiくらいなんですが、「Connoisseur Rock Profile Collection Volume Two」('91)というブラックモアのセッションを集めたコンピにも入ってますので、ホントらしいですね。後半確かにそういうフレーズも聞かれます。このあとランディ・パイと改名して活動してるようで、米盤LPは割と見かけてました。

 

 

【名曲リレー1073】city#3

■Fool For The City / Foghat('75)

サヴォイ・ブラウンから生まれたフォガットは英国バンドですが、活動の場をデビューからアメリカに移してることもあってサウンドの乾き加減はハンパないです。とはいっても純正アメリカンロックかといわれるとそうでもないビミョー感があります。bassのトニー・スティーヴンスが辞めたんで、Bearsvilleレーベル(ここと契約した初の英国バンドがフォガットだったそうです)のエンジニア出身のprodのニック・ジェイムソンがbassとして参加しています。「Fool For The City」は疾走感あふれるタイトル曲がカッコいい。

 

 

【名曲リレー1074】fool#2

■Won’t Get Fooled Again / Labelle('72)

ザ・フーの曲で一番カッコイイのは何だろう?答えは日によって変わるでしょうが、“無法の世界”はかなりの確率で上位に入ってくるでしょうか。オリジナルは「Who’s Next」(’70)から。パフィーの”ジェット警察”というリスペクトたっぷりの曲もありますが、カヴァーという事で今日はラベルを挙げときます。パティ・ラベル、ノナ・ヘンドリクス、サラ・ダッシュからなる黒人トリオで、60’sにはブルーベルズを名乗ってました(ローラ・ニーロの「Gonna Take A Miracle」では全面協力)。72年の「Moonshadow」(タイトル曲はキャット・スティーヴンスのカヴァーです)から。ザ・フーとはずいぶんイメージ違いますよね。

 

 

 

 

 

【名曲リレー1075】fool#3

■You Fool No One / Deep Purple('73)

ものすごく久しぶりに「Made In Europe」を聞いてました。本編の始まる前にジョン・ロードの短いソロがあって(ユダヤ民謡”Hava Nagila"とか、ドイツのお客さんもウケてます)、曲の途中にリッチーのgソロ(gだけ)があってそこから導かれるように、ブルーズには聞こえないリッチーのブルーズ、そしてペイスのdsソロへつながる構成です。こういうカウベルを使ったハードロックはリッチーの好みで、レインボウでも似た感じのやってましたね。