【名曲リレー1046】hour#2

■The Hour Before Dawn / Andy Mackay('74)

いつもつべになかったこの曲が久々に検索ヒットしたので、これを。ロキシー・ミュージックのsax/oboe吹きアンディ・マッケイの初ソロ「In Search Of Eddie Riff」は当時東芝からの日本盤が延期になったような記憶でしたが、出てたんでしたっけ?スタンダードのカヴァーなどを含む趣味的なソロですけど、音楽の知識とかあまりない高校生の頃ラジオでこの曲を聞いてなんて美しいメロなんだろうと感激した覚えがあります。ロジャー・グローヴァー(b)参加ということも気になった理由かもしれません。

 

 

【名曲リレー1047】hour#3

■In My Hours Of Darkness / Gram Parsons('73)

グラムの遺作となった「Grievous Angel」のラストを飾るゆったりとした曲でdobroやらfiddleやらが実に心地いいです。エミルー・ハリスの歌声ってグラムの声に実に映えるのです。個人的に初グラムだったこのアルバムを買ったのは大好きな”My Man”を捧げられたという事実を知ってのイチかバチかだったことを思い出します。カミーノにあった名曲堂の輸入盤フェアみたいなので購入。

 

 

【名曲リレー1048】darkness#2

■Beware Of Darkness / Leon Russell('71)

ジョージ曲ですがこのリオン・ラッセルのカヴァー、イントロの畳みかけるようなピアノ素晴らしい。あとタブラね。すごく効果的。バングラデッシュでもこっちのヴァージョンならよかったのになあ。

 

 

【名曲リレー1049】darkness#3

■Power In The Darkness / Tom Robinson Band ('78)

日本ではゲイであることを公言した事ばかりが当時クローズアップされてたトム・ロビンソンのTRBはパンク~ニュー・ウェイヴの連中のなかでは、ヴェテランということもあって、音楽的にしっかりしたものでした(それを支えてたのはメンバーのテクニックで特にマーク・アンバーの弾くorganには英ロックの歴史が根付いてる感じです)。これぞパワーポップといった感じのファースト・アルバムのタイトル曲”Power In The Darkness”は、社会的弱者に自由を、という政治的メッセージ・ソングです(フーリガンという言葉を初めて聞いたのもこの曲だったなあ)。途中ニュース・キャスターに扮したロビンソンのアジテートがありますが、ライヴではこの部分はマスクをかぶったロビンソンが登場するのです。

 

 

【名曲リレー1050】power#2

■PSI Power / Hawklords('78)

ホークウィンドからホークローズに名前は変わってもやってる音はあまり変わりないです。末期ホークウインドに残ったロバート・カルヴァート(vo)、デイヴ・ブロック(g,vo)、サイモン・キング(ds)に3人の新メンバーを加えての再スタート。Charismaから唯一作「25 Years On」を出してます。その1曲目は超能力についてカルヴァートが歌ったナンバーで末期ホークウィンド的なプレテクノ・ロックなムードです(g控えめ)。この後メンバーが変わり(ティム・ブレイク(syn)参加)再びホークウィンドを名乗りライヴ盤で復活。ジンジャー・ベイカーが加わった「Levitation」の完全版では”PSI Power”のホークウィンド・ヴァージョンが聞けます(g多め、voはブロック)。