【名曲リレー1021】back#3
■Talking Back To The Night / Joe Cocker('82)
スティーヴ・ウィンウッドの3枚目のタイトル曲ですが、自身のヴァージョンよりも少し早くジョー・コッカーの「Sheffield Steel」で取り上げられてますが、これはコッカー唯一のIsland作品だったんで実現したんでしょうね。まあメロディーにはあまり魅力がないのですが、コッカーのヴァージョンは当時流行りのバハマはナッソーのコンパス・ポイント・スタジオ録音でスライ&ロビーやウォリー・バドロー(kb)やバリー・レイノルズ(g)といった80'sのファンク的なニュー・ウェイヴの裏方たちが集合した1枚でストイックなところがまたカッコいい。
【名曲リレー1022】talking#2
■Talkin’Bout A Feelin’/ Mahogany Rush('74)
CBS以前のマホガニーラッシュのアルバムは日本では未発売で「Live」によって昔の曲は紹介された感じでした。長いメドレーの頭となる、74年の「Child Of Novelty」に入った”Talkin’Bout A Feelin’”もまたそうでした。このバンドの持つ圧倒的な軽さはいかんともしがたいですけどカッコいい。
【名曲リレー1023】talking#3
■Talking Loud And Clear / Orchestral Manouvers In The Dark('85)
OMD、オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークは80年にデビューしたリヴァプール出身のポール・ハンフリーズとアンディ・マクラスキーによるテクノ・ポップ・デュオです。Virgin傘下のDindiscからリリースされたデビュー作は、未来的な色使いが印象的な1枚でした。日本ではCNNのテーマ曲に使われた"Enola Gay"を含むセカンド「Organaization」は、元ゴングでポリス結成のきっかけを作ったマイク・ハウレット(フィッシャー・Zなどテクノ系の盤を手がけています)とバンドがプロデュースしています。ちゃんと1枚通して聞いたことがあるのは、84年の「Junk Culture」(Virgin)だけですが、ちょうど折からのネオアコ・ブームにも呼応するアコースティックな音作りが印象的です。一世を風靡するサンプリング・マシーンのフェアライトを使用した"Talking Loud And Clear"は、"Locomotion"に続くセカンド・シングルでした。
【名曲リレー1024】clear#2
■Clear White Light / Lindisfarne('70)
リンディスファーンの「素敵に調子っぱずれ」に入った”Clear White Light"はアカペラで始まり、このグループの親しみやすいイメージが拡大されてます。アラン・ハルだけでなくロッド・クレメンツもいい曲を書くのです。このリプトンの紅茶のような色のファースト「Nicely Out Of Tune」大好きです。
【名曲リレー1025】clear#3
■Clear Air Turbulence / Ian Gillan Band('77)
77年にOysterからIslandへ移籍したイアン・ギラン・バンドの2枚目のタイトル曲(LPの当時の邦題は「鋼鉄のロック魂」でした)。ファンキーな味わいがより強調された演奏とギランのvoがあってたかどうかは今となってはわかりませんが、当時はリアルでギランがやりたがってた音楽と自分で納得させて聞いてた部分があります。コリン・タウンズのsynや跳ねるガスタフスンのbassなど、当時の中学生にとっては初めて耳にするような音楽であったことは事実。