【名曲リレー981】rain#3
■Bleeker Street Rain / Beans('72)
1枚だけAvalaschというマイナー・レーベル(Borderlineぐらいしか知りません)から出してるニュージャージー出身のビーンズというバンド(ジャケットのポップなイラストが印象的)の愛すべきこの曲(アコースティックな感じもいとおしい)は、消え去るのは惜しいくらいチャーミングです。LPをリリース後メンバーが事故死したり、病気になったりとほとんどプロモーションもなしに消えてしまったバンド(とメンバーのコートニー・コレッティが書いてました)。このバンドについて書かれたものを見たことは、多分きよさんとバードさんのサイト(日本盤シングルが紹介されてました?)ぐらいでした。CD化もされていません。他の曲もちゃんとした形で聞きたいなあ。
【名曲リレー982】street#2
■Street Fighting Man / Rod Stewart('69)
ストーンズ曲を独自の解釈で別の高みまで持っていったロッド・スチュワートのヴァージョンは大好きです。ブンブンbassとスライドのロン・ウッド大活躍です。ファーストの「An Old Raincoat Won't Ever Let You Down」から。
【名曲リレー983】street#3
■Back On The Street Again / Rosie('77)
デイヴィッド・ラズレーとリン・ピットニー、ラナ・マラーノの女性陣2人によるヴォーカル・トリオ、ロージーのこってりとしたイタロアメリカン的な音楽は、AORと呼ぶにはロック色が薄いのですけど、今の耳では”Back On The Street Again”も名曲に聞こえます(昔はあかんかった)。prodはマイケル・ケイメン(NY・ロックンロール・アンサンブル)でラズレーのファルセットがさえまくるバラードです。2枚目の「Last Dance」('77)から。
【名曲リレー984】back#2
■Back In The Saddle / Aerosmith('76)
強烈な「Rocks」の1曲目でした。当時中学生で訳も分からなかったんですが、文字通り背徳な歌だなあと思ってました(SM志向ですね)。とにかくエアロスミスが強烈だったのは詰め込み過ぎの感もあった濃い音ですね。その辺の音作りに関しては当時の人気prodジャック・ダグラスによる部分も大きかったのかもしれません。
【名曲リレー985】back#3
■Back It Up / Nils Lofgren('75)
スタジオ録音はイマイチだけどライヴ(盤)がいい、というのはよく話聞きますが、逆もあります。僕にとってはニルス・ロフグレンはそう。巷で評価が高い2枚組「Night After Night」も長いだけでピンときませんでした。グリン、クレイジー・ホースからソロになったファーストに入った”Back It Up”は、スタジオ・ヴァージョンの方がコンパクトにまとまって好きです。エインズレー・ダンバー(ds)、ウォーネル・ジョーンズ(b)によるシンプルな演奏です。