【名曲リレー976】horse#2
■Dark Horse / George Harrison('74)
ジョージのアルバムでは評価低いんですが「Dark Horse」('74)好きなんです。まあジョージというよりもトム・スコット(今はほとんど顧みられなくなってますねえ)のLA.エクスプレスをフィーチャーしたポップ・ロック・ソウルな音づくりが新鮮でした。よく言われるようにジョージのvoは喉の調子がイマイチな事もあってか弱いです。それでも"Ding Dong"で始まるB面はよく聞いたもんです。タイトル曲"Dark Horse"は自身のレーベルのテーマ曲でもありますが、トム・スコット他のfluteが軽やか(コーラスにはロン&デレクのヴァン・イートン兄弟も参加とか)です。当時売り出し中だった、新進気鋭のリズム隊、ウィリー・ウィークス(b)とアンディ・ニューマーク(ds)は、ロン・ウッドやジョー・ウォルシュも起用しています。
【名曲リレー977】horse#3
■Black Horse / Keith Tippett Group('71)
「ポセイドン」からの3枚に大きく貢献したブリティッシュ・ジャズのピアノ弾き、キース・ティペットの諸作品は僕が聴くにはジャズっぽ過ぎてなかなか手が出ませんが、Vertigoから出た71年の「Dedicated To You But You Weren't Listening」は比較的ロック的なダイナミズムもあります。タイトル曲はソフト・マシーンのセカンドに入った曲で、エルトン・ディーン(sax)、ネヴィル・ホワイトヘッド、ロイ・バビントン(b)、フィル・ハワード、ロバート・ワイアット(ds)、ゲイリー・ボイル(g)らが参加。とりわけアイソトープのボイルが弾きまくる"Black Horse"はカッコイイ。ジャケットはロジャー・ディーン。キース・ティペット・グループ名義です。
【名曲リレー978】black#3
■Black Coffee In Bed / Squeeze(’82)
スクイーズの5th「Sweets From A Stranger」からのシングル。ポール・キャラックも去りこの頃はディフォード&ティルブルック(ここでも全曲書いてます)の力のぬけた感じがとてもいい。コステロとポール・ヤングがコーラスで参加したソウルフルなナンバーです。
【名曲リレー979】black#3
■Black Summer Rain / Eric Clapton('76)
深夜の激しい雨と風は、予想されたことですがひやひやでした。夏の激しい雨の時いつも思い出しちゃうのがクラプトンの「No Reason To Cry」からのこの曲。レイドバックしすぎるとも言われたこのアルバムは、マリブのシャングリラでザ・バンドやディランの面々ともセッションした1枚です、マーシー・レヴィーのコーラスやディック・シムズのkbなど細部までしっかり作られた感じです。
【名曲リレー980】rain#2
■Rain / Hanson(’73)
後にボブ・マーリーのウェイラーズに参加するジュニア・マーヴィンは、70's初めにキーフ・ハートレーのバンドでジュニア・カーを名乗っておりました。その後ハンソン名でManticoreと契約しアルバムデビュー。この「Now Hear This」の時点ではソロ名義でしたが次の「Magic Dragon」ではバンド編成(ニール・マレイ、グレン・ルフラー)になっています。Manticoreレーベルにしては珍しいソウルフルなファンキー・ロック。「Now Hear This」からの”Rain”はコンラッド・イシドア(ds)、ジーン・ルーセル(kb)、ボブ・テンチ(vo)らが参加しています。ハンソンは抑え気味ですがg弾きまくっています。