【名曲リレー941】walking#3
■These Boots Made For Walkin' / Nancy Sinatra('66)
”にくい貴方”という邦題で知られたナンシー・シナトラの66年の#1ヒットです。しかしスカスカな音ですねえ。もともとは作者のリー・ヘイゼルウッドが歌うつもりで作ったということです。日本でも大ヒットしました(これ以前はフルーツ路線といわれるレモンだのイチゴだのの邦題の曲をヒットさせてます)。ちょっと歌詞がSっぽいです。彫りの深いナンシー・シナトラはセクシー路線で売ってたんでしょうか?今となってはよくわかりません。
【名曲リレー942】boots#2
■7 League Boots / Curtis Brothers('75)
中期クレイジー・ホースのカーティス兄弟がその後結成したカーティス・ブラザーズ・バンドは、フリートウッド・マックの”Blue Letter”の作者でもあります。「ファンタスティック・マック」と同時期に同じスタジオで録音した唯一作品もありますが、そこに漏れてしまったこの曲は、バッキンガム&ニックスも参加したナンバー。後にスティルスに贈ったのだけど、歌詞を書き直されCS&N再結成の”Southern Cross"となりました。ちなみにdsのトム・ムーニーは元ナッズで後にパリスの初代dsとなった人(ここでもマックつながりです)。
【名曲リレー943】boots#3
■Spanish Boots / Jeff Beck Group('69)
第1期ジェフ・ベック・グループの2枚目「Beck Ola」からのコンパクトにまとまったモダンハードロックの佳曲です。ロッド・スチュワート(vo)やベック以上にロン・ウッドのbassもすごいと思います。dsはミック・ウォーらーからトニー・ニューマンにスイッチ。kbはニッキー・ホプキンスでした。ところでこのアルバム正式名称は「Cosa Nostra Beck-Ola」なんでしょうかね。
【名曲リレー944】spanish#2
■Spanish ~A Minor / Mick Taylor('79)
ミック・テイラーの初ソロは、ジャズロック~フュージョンとブルーズに2本立てにポップな曲が絡むという構成。ストーンズ云々のアルバムでは決してないです。アルバム最後に入ったメドレーの2曲は、前半はクマ・原田(b)とピエール・ムーレン(ds)のリズム隊をバックにしたもので、テイラーはgだけでなくkb類も担当します。鳥の鳴き声のSEも効果的で、「クロスオーバー・イレブン」で何度もかかってます。
【名曲リレー945】spanish#3
■Spanish Lover / James Gang('74)
トミー・ボーリンをフィーチャーしたジェームズ・ギャングの「Miami」から、アコースティックなムードのナンバーです。voもボーリンで、スライドも含めとても気持ちよさげに歌います。