【名曲リレー896】flame#2

■Old Flame / Thin Lizzy('76)

「Black Rose」を聞いて気に入ったシン・リジーの次に買ったのが、「Johnny The Fox」だった覚え。ちょっと甘い感じのgのメロディーが好み。ハードロック・バンドでありながらこうしたポップでメロディアスな曲を書けるというのもこのバンドの強みでした。

 

 

【名曲リレー897】flame#3

■The Only Flame In Town / Elvis Costello & The Attractions('84)

コステロといえばぼくはまずこの辺。「Punch The Clock」から「Goodbye Cruel World」らへん。この”The Only Flame In Town”は、ダリル・ホールがvoで参加したシングル。クリップも楽しいです。

 

 

【名曲リレー898】only#2

■Only You Can Rock Me / UFO('78)

僕がUFOを知ったのは「Lights Out」あたりでしたが、Beacon時代日本とドイツでヒットを飛ばしてた頃のことは、黒歴史というか、雑誌なんかでも思わせぶりな表現で直接触れてませんでしたんで、なんかモヤモヤを感じてました。でヒプノシスによる不気味なジャケの「Obsession」では1曲目がこのキャッチーでカチッとした構成の泣きの曲でした。米録音ということもあって、当時の米志向の英ロックの一つのパターンができたような感じです。やはり作りこまれた感じのスタジオ盤よりも「Strangers In The Night」のライヴ盤が好き(といいながら、高校時代シェンカー好きの同級生に1500円で売りつけました)。organを弾いたポール・レイモンドもお亡くなりになってしまいしましたね。

追記)調べてみると「Lights Out」は米23位まで上がるヒットだったんですね。Chrysalisというレーベルはロビン・トロワー、TYA、プロコル・ハルム、ベイビーズといった面々を米チャートに送り込んだノウハウがあったのかと思います。「Obsession」もライヴ盤も40位台なんで、当時の英ハードロックとしてはなかなか健闘かと。少なくとも同時期のレインボウよりはアメリカで「売れて」ました。

 


【名曲リレー899】only#3

■Only The Lonely / The Motels('82)

LAニュー・ウェイヴの旗手だったモーテルズが82年に放ったヒット(#7)が"Only The Lonely"でした。タイトルからしてロイ・オービソンの同名曲を思い出しますが別曲。そういえばJ.D.サウザーの"You're Only Lonely"といいこの時期の一つのキーワードだったのかも。当時、マーサ・デイヴィス(vo)に新世代のリンダ・ロンシュタット的な姿を投影していた向きもありましたが、そこまでの人ではなかったなあ。

 

 

【名曲リレー900】lonely#2

■Long And Lonely Night / Dog Soldier('75)

思えば75年はハードロックなどヴェテラン勢にとっては分岐点となった年だった事を改めて実感しました。ブルーズブレイカーズからソロになって、管の入ったブルーズロックを展開してたキーフ・ハートレーが自身のバンドを解散させ、新たに結成したのがこのドッグ・ソルジャーです。ハートレー(ds)、ハートレー・バンド〜ヘムロックのミラー・アンダーソン(g,vo)、ハートレーとはアートウッズ時代の同僚だったデレク・グリフィス(g,vo〜元コリン・ブランストーン・バンド)、その後英国産AORとして知られるブリス・バンドを結成するポール・ブリス(b)、そしてメル・シンプソン(kb,vo)の5人組。基本線はミディアム調のブルーズ・ロックですが、時代柄プレAORともいえるメロディアスなナンバー、サザンロック的なスワンプ風味などにも目配せした超アナクロな音になっています。”Long And Lonely Night"の、syn,organなどの使い方は従来のハートレー・ファンからは日和ったと思われてますね、絶対。それくらいプログレ的なイメージ。曲自体はアンダーソンのvoがしみじみさせるバラード。