【名曲リレー891】town#3

■Dirty Old Town / Rod Stewart('69)

Vertigoから出たソロデビュー作「An Old Raincoat Won't Ever Let You Down」のラストに入ったイワン・マッコール(カースティ・マッコールの父)曲。この時代のロッド・スチュワートに濃厚なのはサム・クックなどR&Bへの憧憬と英国フォーク趣味で、今から思えば意外なほどフォークロック色が濃かったりします。しかしこのキーフによるジャケットは味わい深いです。米Mercury盤「Rod Stewart Album」に比べると特にそう思います。

 

 

【名曲リレー892】old#2

■That Same Old Feeling / Pickettywitch('70)

"恋はフィーリング"という邦題だったらしいピケティウィッチの"That Same Old Feeling"('70)は、トニー・マッコーレイ=ジョン・マクレオドのコンビが書いた曲では前に挙げたフライング・マシーンの"ローズマリーちゃん"と同じくらい好きなタイプです。紅一点のポリー・ブラウンはメイク濃いけど、ウキウキさせるようなこの曲をいい感じで歌ってます。似たようなタイトルのヒット曲を出した後グループは70's初めまで活動。その後スウィート・ドリームやソロでヒットを飛ばすなど、結構しぶといです(^^)

 

 

【名曲リレー893】old#3

■Old Time Rock And Roll / Bob Seger & Silver Bullet Band('78)

「Stranger In Town」に入ったオーソドックスなロックンロールで3枚目か4枚目のシングルカットでした(#28)。83年に急にリヴァイヴァルヒットとなったのはトム・クルーズ、レベッカ・デモーニー主演の「卒業白書」に使われたからだといいます。

 

 

【名曲リレー894】rock'n'roll#2

■Rock And Roll Dancin' / Beckmeier Brothers('79)

ベックマイヤー兄弟というとグレッグ・オールマンが都会的なAOR,フュージョン,ブルー・アイド・ソウルに転じた「Playin' Up A Storm」('77)が印象的でした。元々バタフィールド・ブルーズ・バンドから派生した、フル・ムーン(ラーセン=フェイトン・バンドのルーツでもあります)が、ブルー・アイド・ソウルとファンキー・ミュージックをミックスさせたような早すぎる音楽をやってたことも思い出します。そのフル・ム−ンの70's後期ヴァージョンともいえるのが、ベックマイヤー・ブラザーズの唯一のアルバム、「Beckmeier Brothers」。"Rock 'N' Roll Dancin'"はなかなかの佳曲であります。

 

 

【名曲リレー895】rock'n'roll#3

■Cities On Flame With Rock'N'Roll / Blue Oyster Cult('72)

NY出身のBOCも正直よくわからないバンドの一つであります。都会(まち)のハードロックは、地下クラブでこっそりと非合法的に演奏される、というようなイメージがあるのはこのバンドのおかげでしょうか?オカルト的な歌詞に言及したのもアメリカではBOCが早かった気もします。音楽以上に魅了するのはジャケットでゴウリク(Gawlik)という人の描く線の細い繊細なタッチの版画に大いに惹かれるのです。72年のデビュー作「Blue Oyster Cult」に入ったシングル曲です。