【名曲リレー886】night#2

■Boogie Bands And One Night Stands / Kathy Dalton('74)

ドーター・オブ・アルビオンというソフト・サイケ・ユニットにいたキャシーが、キャシー・ダルトンの名前で出したソロ「Amazing」はフィート一派をバックにしながら、あっさりと3分台の曲でまとめられててやや不満もあるのですが、曲目と順番を変えDiscreetから再発されたときのタイトルが「Boogie Bands And One Night Stands」('74)でした。タイトル曲は新たに加えられたもの。ゆったり目のカントリーロックです。

 

 

【名曲リレー887】night#3

■Down Through The Night / Hawkwind('73)

グラムロックとは、見た目の印象でのジャンル分けもあったので、メイクしたヌードダンサー(と言ってもセクシー系ではなくどっちかという暗黒舞踏的)、ステイシアのいたホークウインドもこのジャンルに数えられることもありました。ドラッグ・カルチャーを避けて通れない、サイケデリックな音で、当時としては画期的で、宇宙のイメージを膨らませるのに有能だったデル・デットマーのsynやディク・ミックの電子音も有効的に使われていました。ニック・ターナーのfluteも宇宙空間を思わせる孤独さを表現したこの曲です。スタジオ・ライヴのような「Space Ritual」から。

 

 

【名曲リレー888】down#2

■When You Lay It Down / Public Foot The Roman('73)

EMI系のSovereignから1枚出しただけのパブリック・フット・ザ・ローマンもCD化が遅れているバンドです。ジャンルとしてはなかなか難しいですが、ウィッシュボーン・アッシュ的なムードがあります。ジャケットはヒプノシスでしょうか。メンバーは解散後ムーヴィーズを組んでいます。

 

 

【名曲リレー889】down#3

■Down Town / Petula Clark('64)

トニー・ハッチが書いてペトゥラ・クラークが高らかに歌った”Down Town”は本国イギリスで2位、全米1位という大ヒットになりました(僕がこの曲の一部を初めて聞いたのはepoのデビュー作でした)。セッションマン時代のジミー・ペイジやビッグ・ジム・サリヴァンが参加してるという話もありますが、ゴージャスなこれぞトニー・ハッチと言う世界です。レーベルはPyeで60'sでのこのレーベルの元気さがわかりますね。

 

 

【名曲リレー890】town#2

■Town Ballad / Ron Paul Morin & Luke P.Wilson('72)

英Sovereignから1枚LPがあるフォーク・ロック・デュオ、モーリン&ウィルソンの「Peaceful Company」から。シンプルなメロディーが心をうちます。韓国Big PinkからCD化されています。