【名曲リレー856】woman#2

■Mean Woman / Black Oak Arkansas('70?)

ブラック・オーク・アーカンソーといえばジム・ダンディ・マングラムのゲロゲロ声が耳に残る下品なサザンロック(ほめてます)なのですが、ブレイク中の74年にAtco以前のStaxに残した音源が「Early Times」としてリリースされています。可愛らしいイラストのジャケです、マングラムの特徴をよく押さえてます。70年頃の録音でしょうか?”Mean Woman”はもうこの時期からイヤらしさ全開であります。”Dirty Water”のスタンデルズにも通じる猥雑さです。

 

 

【名曲リレー857】woman#3

■Beer Drinking Woman / Judas Jump('70)

一目見たら忘れられない金粉ジャケが印象的なジューダス・ジャンプは、ピーター・フラプトン脱退後のハードを支えたアンディ・ボウンが、解散後エーメン・コーナーのホーンズと結成したバンドで「Scorch」というアルバムをParlophoneに残しています。豪快なホーンズが切り込むなかなかカッコいい”Beer Drinking Woman”です。

 

 

【名曲リレー858】drinking#2

■I've Been Drinking / Jeff Beck Group('68)

第1期ジェフ・ベック・グループの一連のシングルA面のポップソングは、メンバーの生活を考えてのものだった~とみたいなことを読んだことありますが、B面では好きにやってます。”Love Is Blue”のB面でブルージーなこの曲はロン・ウッドがbass、ミック・ウォーラーがds、ロッド・スチュワートがvoという布陣。

 

 

【名曲リレー859】drinking#3

■Drinking Muddy Water / The Yardbirds('68)

ヤードバーズのラストLP「Little Games」は、時代柄サイケデリックな試み、ゼッペリンの世界観にも通じるものもありましたが、従来のR&B~ビート・バンド的なものも残っております。キース・エルフの白いハーモニカをフィーチャーしたこの曲はそっちの系統。マディ・ウォーターズの”Rollin' And Tumblin'”の改作ヴァージョンです。

 

 

【名曲リレー860】water#2

■Gimmie Some Water / Eddie Money('78)

エディー・マネーの2枚目「Life For The Taking」から。この2枚目まではシンプルな、ストリートの匂いのするロックンロールが多かった記憶です。ビル・グラハムのウォルフガング・プロダクションからデビューした大型ロックシンガー(元警官という異色の経歴も話題になりました)で、サンタナと共演した来日コンサートが企画されたのもマネージメントが同じだからです。