【名曲リレー836】something#2
■Something On Your Mind / Karen Dalton('71)
カレン・ダルトンは、かなりスモーキーな歌声を聞かせるウッドストックの女性フォーキーで、熱心なsswファンの間では、アレクサンダー、ベスとならんで3大カレンといわれてたとか。71年にParamountから出た2枚目の「In My Own Time」は当時なんと日本盤LPが出てたそうです。ウッドストックの住人たちがバックを務めたこのアルバムでもダルトンは互角に勝負し、演奏に負けておりません。1曲目のこの曲はディノ・ヴァレンティ作でビル・キースのsteelが塵舞う木枯らしの中で温かく聞こえます。bassはハーヴェイ・ブルックスで彼のファビュラス・ラインストーンズが基本的にバックを担当。
【名曲リレー837】something#3
■Something To Believe In / Claire Hamill('74)
キンクスのレーベルKonk移籍(結局レーベル現役時代にはクレアとトム・ロビンソンがいたカフェ・ソサエティ、アンディ・デズモンドしかLPを出せませんでした)にクレア・ハミルの「Stage Door Johnny」から。このアルバムはマイケル・マーフィーやアニマルズ、ムーディー・ブルーズのカヴァーがありますが、この曲はスティーヴ・ミラーの「Joker」に入ったナンバーでした。シンプルな引き語りです。
【名曲リレー838】believe#2
■Making Believe / Casey Kelly('73)
カントリー系のsswとしてElektraに2枚出してたケイシー・ケリーのこれはファーストに入った名曲ですね。prodはジャクソンの1枚目を手掛けたリチャード・サンフォード・オーショフで、クーチ抜きセクション+ジム・メッシーナが参加しています。
【名曲リレー839】believe#3
■Believe Me / Poco('73)
90'sにEpic/Legacyから出た「Forgotton Trail」というポコの編集物には、あの時代としては結構な重箱の隅的なレア曲が入ってました。リッチー・フューレイ最後の作品となった「Crazy Eyes」に入らなかった”Believe Me”は、このあと組むSHFバンドのファーストに持ち寄られるナンバーですが、そのコンピにはポコ時代のアウトテイクを収録。ラスティ・ヤングのゆったりとした(そしてノイジーな)steelが入ったかっこいいヴァージョンです。
【名曲リレー840】me#2
■Follow You Follow Me / Genesis('79)
「そして3人が残った」というタイトルはもちろんスティーヴ・ハケットの脱退でメンバーが3人になったジェネシスの当時の様子を表したタイトルですが、ここにすごくイギリス的なものを感じてしまったのは、当時まだ熱心にクリスティーを読んでたからです。シングルとなった”Follow You Follow Me”は、やさし気なメロディーとトニー・バンクスのシンセ満載のナンバーでした。