【名曲リレー811】day#3

■That'll Be The Day / Linda Ronstadt('76)

事あるごとに書いてますが、初めて買ったFM雑誌は77年正月号の表紙がジョージ・ハリスンの「33&1/3」のもので、リンダ・ロンシュタットの特集をチェックするためでした。(以前武田さんが画像を紹介してくれました)。発売は12月2週目くらいでしょうから、この「風にさらわれた恋」からシングル“That’ll Be The Day”はその少し前からラジオでかかっていて、スポットCMで流れる部分が実にかっこよく感じました。リンダ初体験がこの曲でしたが同時にバディー・ホリーも初体験だったわけです。ワディ・ワクテルとアンドリュー・ゴールド(このアルバムを最後にバンドを卒業し独立)の2本のgのコンビネーションの良さはこのドイツでのライヴ動画でもわかりますね。

 

 

【名曲リレー812】be#2

■I May Not Be Your Kind / Garland Jeffreys('77)

こういうレゲエっぽいリズムを体が欲しがる時ってあります。ガーランド・ジェフリーズは「プエルトリコのスプリングスティーン」的な売られ方をして、ストリートロックがもてはやされた80's初めのEpic時代ちょっとした成功を収めましたが、政治的なメッセージソングとレゲエっぽいリズムというなんかステレオタイプに押し込めた感じで、なんかちょっと違う気もしました。それより少し前のA&M時代は売れませんでしたがもっと自由にやってる感じ。「Ghost Writer」からのこの曲も心地いいです。

 

 

【名曲リレー813】be#3

■Be Good To Yourself / Frankie Miller('78)

グラスゴーのオーティス、ことフランキー・ミラーの「Full House」に入った”Be Good To Yourself”はアンディ・フレイザー作品。フレイザーはフリー脱退後ソロやシャークスを組みましたが、その後はソングライターとして友人に曲を書いてましたが、いい曲なのに知られてなくて惜しい。しかしミラーの暑苦しさ大好きです、奇妙なステージアクションもまた喉同様ソウルフルです。

 

 

【名曲リレー814】good#2

■Good Lady Of Tront / The First Edition('71)

 

こういう記事書くために当てもなくつべを彷徨ってるとたまに意外な拾いもの見つけたりします。ケニー・ロジャースがソロになる前に組んでいたフォーク~カントリー的なバンド、ファースト・エディションは60's末にサイケなヒット曲がありますが、70'sに入ってカントリーロックが時代のトレンドになっても感覚的に古いのかさっぱり売れませんでした。71年の「Transision」(Reprise)で取り上げた”Good Lady Of Tront”はピーター・ゴールウェイ作。フィフス・アヴェニュー・バンド時代のレパートリーで、ここでのアレンジはゴールウェイのソロでもやった(同じReprise)ようなカントリー・ロック的なものでした。何となく見つけてうれしかった曲。

 

 

【名曲リレー815】good#3

■Life's Been Good / Joe Walsh('78)

イーグルスに参加後の「But Seriously Folks…」からシングルになった大ヒット曲”この人生に賭けて”ですが、歌詞からしてジョークみたいな曲です。大金持ちになったロックスターの表明というかつぶやきみたいな内容です。ヘヴィなgのイントロとレゲエっぽい本編、テクノ風シンセ(78年にしてはかなり新しい)の使い方に落差があります。ジョー自身も大ヒットに驚いたことでしょう。