【名曲リレー791】LA#3

■LA Woman / The Doors

71年のドアーズは「LA Woman」になります。もう僕はドアーズに関してはファーストだけの、ガレージ・パンク方面からの興味しかないのですが、その理由はジム・モリソンのvoとしての器が大きすぎて僕を惑わすからとしておきましょう。とはいっても嗜みとして代表曲は知っております。bassとしてサポートでジェリー・シェフが参加。レイ・マンザレクのorganが控えめになるとつまらないなあ。でもこのPV(「バニシング・ポイント」「ブリット」「激突!」のシーンが挿入されます)の空の青さが眼に痛い。

 

 

【名曲リレー792】woman#2

■Woman Is The Nigger Of The World / John Lennon&Plastic Ono Band('72)

niggerと言う歌詞が引っかかって放送禁止となり、結果#57どまりだった72年のジョン・レノン/プラスティック・オノ・バンドのシングルで「Sometime In New York City」からの先行シングルとしてカットされました。この動画はディック・キャヴェット・ショーでのTVパフォーマンスで、ホストのキャヴェットが「中南米の方々、お気に障りましたらご容赦を」と生放送中に語って物議をかもしだした事で知られてます。バックはエレファンツ・メモリー。

 

 

【名曲リレー793】woman#3

■Stoned Woman / Ten Years After('69)

まさに上り調子だった69年のTYAの4枚目「Ssssh」に入ったキャッチーにまとまった強力なナンバーです。ブルーズ・ロックとして語られるTYAですけど、正確にはブルージーなロックンロールといった感じ。アルヴィン・リーのgは実にかっこいいのです。

 

 

【名曲リレー794】stone#2

■Hearts Of Stone / Southside Johnny & Asbury Jukes('77)

ブルース・スプリングスティーンという人は、仲間内にしばしば名曲を惜しげもなく提供してしまう("Fire"しかり,"Because The Night"しかり)傾向にあるのですが、サウスサイド・ジョニーに提供した"Hearts Of Stone"のその中に入るでしょう。スプリングスティーンのフォロワー(といってもほぼ同じ世代)として76年にデビューしたサウスサイド・ジョニー率いるアズべリー・ジュークスの演奏は、E・ストリート・バンドよりも辛口のR&Bといった感じです。マイアミ・スティーヴがprodした「Hearts Of Stone」は確か初めて聞いたサウスサイド・ジョニーのLPだったような記憶。CBSソニ―から分かれ独立したエピック・ソニーの最初のリリース(目玉はボストンのセカンドでしたが)の1枚だったような。繊細さには欠けますがいいメロディー。

 

 

【名曲リレー795】stone#3

■Turn To Stone / Electric Light Orchestra('77)

”Telephone Line”のヒットで日本でもじわじわと盛り上がってたELO人気が、この2枚組「Out Of The Blue」で爆発しましたね。レーザー光線満載の来日公演もありました。先行シングルがこの”Turn To Stone”で、ロネッツの最後のシングル”You Came, You Saw, You Conquered”へのオマージュでしょうか?(この2曲とナイアガラから出た満里奈ちゃんのちびまるこの曲は、従姉妹みたいなメロディですね)