【名曲リレー781】other#3
■Some Other Guy / (David Essex’s )The Stray Cats(’74)
リーバー&ストーラーが書いたこの曲はビートルズも初期に(ハンブルグ時代?)レパートリーに入ってましたが、最初にやった人は共作者でもあるリッチー・バレットという人だそう(’62)。僕が知ったのはネオGSのザ・ストライクスで、新宿ACBあたりでよくやってたライヴで聞いた覚え。その前後にサーチャーズの「Sugar & Spice」に入ったヴァージョンも知ったのかな。珍しいところでは70’s半ば、アイドル的な人気を誇ったデイヴィッド・エセックスを主演にした映画「スターダスト」で、これは音楽監督がデイヴ・エドモンズで、劇中でエセックスやエドモンズ、アダム・フェイス、キース・ムーンはストレイ・キャッツというバンド(ネオロカとは別バンドですが、そっちのprodがエドモンズだったのでネーミングのカンケーはあるかも)で出ているのですが、この曲を歌うシーンも少しですがありました。
【名曲リレー782】some#2
■Some Like It Hot / Power Station(‘85)
デュラン・デュランの2人がロバート・パーマー(vo)、シックのdsと組んだのがパワー・ステーションで、折からのブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗ってブレイクするも、ツアーの際はパーマーはソロを優先し、シルヴァーヘッドのマイケル・デ・バレスがvoで参加するという大人の事情でした。けれどパーマーが優先したソロから“Addicted To Love”の大ヒットも生まれめでたしめでたしだったのです。“Some Like It Hot”は85年のアルバムからのシングルで、タイトルはモンロー映画「お熱いのがお好き」からとられています。今聞いても重くかっこいい。
【名曲リレー783】some#3
■Tyr Some Buy Some / Ronnie Spector(’71)
Appleにロニー・スペクターが残したのは結局このシングル1枚でした。ロネッツ解散後、ロニー・スペクター&ロネッツとしてBuddhaからシングル出してあとがこれだった気が。悲しみと哀愁に満ちた荘厳なバラードです。ジョージ作。ヴェロニカはオッオッオッオッオーを連発します。
【名曲リレー784】try#4
■Try And Love Again / Booker T Jones('79)
もちろんイーグルスの「Hotel California」の中でランディ・マイスナーが歌ったナンバーで、これをブッカー・T・ジョーンズがしっとりと歌います。もちろんMG'sを率いたオルガンの名手でありますが、歌うの好きです、この人。例の"Jamaica Song"もそうですし。
【名曲リレー785】try#3
■Tried So Hard / Ian Matthews(’74)
どっぷりと西海岸に使ったイアン・マシューズの74年作「Some Days You Eat The Bear…」は、トム・ウエイツ、クレイジー・ホース、ジェシ・ウィンチェスター、スティーリー・ダン、ハニーバスらのカヴァーが並んでてその直球ぶりに、当時はだれもがこういう曲を取り上げてたことを思い出させます。ジーン・クラークのバーズ脱退後のゴズディン兄弟と組んだ時期のLPからの”Tries So Hard”もまた、あの時代らしいセレクト。ちょっと緩すぎますけど。