【名曲リレー771】dance#3
■Butterfly Dance / Kevin Ayers('70)
ちょうどホール・ワールドの「Shooting At The Moon」時期のシングル。レイディバーズの女性コーラスが華やかな印象を受けるなかなかかっこいい曲。僕は「Odd Ditties」で初めて聞きました。このB面は“May I”の仏語ヴァージョンでした。
【名曲リレー772】butterfly#2
■Butterfly / Fox('70)
ヘリウムガス声のヌーシャ・フォックスのフォックスではなく、69年にFontanaからデビューしたフォックスです。「For Fox Sake」という唯一のアルバムはCD化もされてます。まあ一般的には無名に近いサイケですが、このアコースティックな"Butterfly"はシングルB面曲でBam Curusoのコンピで知った曲。哀愁のアコギは実は結構テクニカルだったりします。
【名曲リレー773】butterfly#3
■Dog And Butterfly / Heart(’78)
CBSソニーから独立したエピック・ソニーの第1回リリースの目玉はボストンの「Don’t Look Back」でしたが、第2回リリースの目玉はハートの「Dog & Butterfly」でした。デビュー当時からナンシー・ウィルソンのアコギを使った曲はありましたが、いつもフォーキーには聞こえず何となく重さを感じてました。このタイトル曲もそう。軽やかそうではあるけど、実はそうではないのは、ゼッペリンを常に念頭においているハートらしい。とはいえこのタイトル曲大好きです。
【名曲リレー774】dog#2
■A Salty Dog / Procol Harum(’69)
これまた曇り空に似合う音楽。マシュー・フィッシャーがいた初期プロコルというと、“青い影”ばかりですけど、しみじみ歌い上げるゲイリー・ブルッカーの塩辛い声が素晴らしい3枚目のタイトル曲“A Salty Dog”も絶品です。こういう控えめに寄り添ったストリングスなら全然気にならないのです。
【名曲リレー775】dog#2
■Wild Dogs / Jim Capaldi('79)
後期トラフィックでリズム隊を組んだロスコ・ジー(b~元カン)、クオンタム・ジャンプのトレヴァー・モライス(ds)を加えたジム・キャパルディの「Electric Nights」('79)からのAORファンク。このあたりになると日本盤LPも出なくなっててニュースも伝わってこなくなってますが、悪くないです。