【名曲リレー751】trouble#3

■You've Got Your Troubles / Travis Wammcl('76)

昔からCD化を熱望しているトラヴィス・ワマックのCapricorn盤「Not For Sale」ですが、いまだに実現していません。これくらいすごいアルバム(サザンロック、スワンプ系ssw)なのになんでだろう? フォーチュンズでおなじみのグリーナウェイ=クック作品もカヴァーしています。濃いだけでなくこうしたポップな曲をカヴァーできるセンスもあります(Fame時代にはジェームズ・ギャングやキャット・スティーヴンスもカヴァーしてました)。

 

 

【名曲リレー752】your#2

■Your Smiling Face / James Taylor('77)

「JT」に入ったヒット曲ですが、この「No Nukes」の映像に入ったライヴはすごい。セクション+ワディ・ワクテルによるバッキングはもうノリノリです。JTの歌声にソウルフルなものを感じるのはこういう曲の時。77年のColumbia移籍第1弾だった「JT」に入った強力なロケンローです。No Nukesのライヴから。これやってた頃は完全に対岸の火事でしたが… 

 

 

【名曲リレー753】your#3

■Blind To Your Light / Carol Grimes & Delivery('70)

カンタベリー・シーンにあってジャズロックの中でもブルーズの割合が濃い、デリヴァリーは紅一点のキャロル・グライムズ(vo)をフィーチャーしておりました。元々はデリヴァリー本体は渡英したブルーズマンのバックを務めるなどしてましたが、グライムズを加えて「A Fool's Meeting」をB+Cから出してデビュー。メンバーはゴングのピップ・パイル(ds)、キャラヴァンのスティーヴ・ミラー(p)、マッチング・モウルのフィル・ミラー(g)、ソフト・マシーンのロイ・バビントン(b)、ホール・ワールドのロル・コクシル(sax)と後にカンタベリー・シーンの重要バンドに加わる要人ばかり。ジャニス・スタイルのキャロルのvoのザラザラした感じがいいです。”Blind To Your Light”はその1曲目。

 

 

【名曲リレー754】blind#2

■Blind Willie McTell / The Band('93)

再結成ザ・バンドの「Jericho」に入ったディラン曲。哀愁あるけどやや暗いトーンが逆に印象的でした。ちなみにラスト・ワルツで活動休止後、ロビー抜きでケイト兄弟を加えた布陣で初来日。その後ヨーマ・コウコネンをゲストにしてもう1度来日してます。でリチャード・マニュエルが亡くなって、新メンバーでリリースした久しぶりのスタジオ盤がこの「Jericho」でした。この時も来日しましたが、元気なかった印象でした。

 

 

【名曲リレー755】blind#3

■I Can't Make The Blind See / 3 Man Army('74)

サードなのに「Two」という紛らわしいタイトルがついたスリー・マン・アーミー最終作からストリングスに乗せたこのバラードは、後のエイドリアン・ガーヴィッツの転身を思い出します。それとパリッシュ&ガーヴィッツのジョージ・マーティンのストリングス漬けも思い出します。