【名曲リレー721】rose#2
■Yellow Rose Express / Michael Dinner('74)
やっと韓国でCD化されたマイケル・ディナーの「The Great Pretender」('74,Fantasy)は、LA産のカントリーロックの最高傑作の1枚という気持ちはずっと変わってません。レイドバックしすぎて何が悪い(^^)というのが本音。ジョン・ボイランのprodで初期リンダ関係者が一堂にそろっています(この曲でもコーラスにリンダとダグ・ヘイウッド、ハーブ・ペダーセンが)。流れるようなストリングスベンダー(ボブ・ウォーフォード)やペダル・スティール(エド・ブラック)のシャワーに身をゆだねながら…
【名曲リレー722】express#2
■Marrakesh Express / Crosby Stills & Nash('69)
スティルス主導で作られたCS&Nの1枚目の曲順は絶妙でとりわけA面は、壮大なジュディがあって軽やかなナッシュのこの曲、そして陰鬱だけど美しいクロスビーの次の曲が続くという塩梅。北アフリカのモロッコにあるマラケシュと言う街の名前を知ったのはこの曲が最初でしたが、後にヒッチコックの「知りすぎた男」を見てあの事件の発端となった街がそうだと気付きました。ほとんどの楽器をスティルスが担当。ボックスのクレジットではジム・ゴードンがdsだったことがわかります。ナッシュがホリーズ時代にカサブランカからマラケシュまで旅したエピソードを歌にしたものです。
【名曲リレー714】express#3
■Red Eye Express / John Sebastian('70)
ラヴィン・スプーンフルを脱退したジョン・セバスチャンのファーストソロ「John B Sebastian」の1曲目です。この人のイメージ通りのにこにこしたほんわかな曲が並んでいます。ギター1本でステージに立つ事が当時は多かったのですが、となるとハーモニカ吹きながらは難しいので痛し痒しでした。ちょうど契約の関係でMGMとRepriseから違うジャケで同じ内容のアルバムが出ててMGMのはレアです。
【名曲リレー724】red#2
■Red Sky At Night / The Accent('67)
アクセントはDeccaに1枚シングル出して消えた英サイケです。この”Red Sky At Night”はA面曲でイントロのgといい耽美的に始まり段々ハードになってゆくあたりユライア・ヒープを思い出したりします。
【名曲リレー725】red#3
■Red Light Ladies / Linda Lewis('73)
巷の評価は「Lark」の方が上ですけど、個人的な好みでは「Fathoms Deep」の方が好きです。ハミングバードやゴンザレス一派のファンキー・ロックな味わいがリンダの高く舞うvoに寄り添います。この曲はファミリー(そうそうファミリーのRaftというレーベルからのリリースでした)のポリ・パーマーのvibeが心地いいです。最初に買った米盤LPは潜水マスクがない、妙に赤っぽいジャケでした。