【名曲リレー631】let me#3

■Let Me Take You Home Tonight / Boston ('77)

ボストンの1枚目のprodはジョン・ボイランでした。リンダ・ロンシュタットやピュア・プレイリー・リーグを手掛けた人。よってボイランのポップなテイストもあちらこちらにちりばめられています。それが濃厚に感じられるのはラストに入ったこの曲。西海岸テイストを感じます。後半はいつものボストン調ですが。

 

 

【名曲リレー632】home#2

■I'm On My Home Again / Everly Brothers('69)

エヴァリー兄弟のピークは50's終わりから60's初めで、69年にはもうすっかり過去の人たちでしたが、エヴァリーを聞いて育った当時の若いミュージシャンのカントリーロック志向とフィットし(レーベルも総本山Warner Brosですし)忘れがたいシングルを残しています。おそらくはクラレンス・ホワイトあたりが参加したのではないかと想像する心地よいstringsbenderの調べが印象的な”I'm On My Home Again”は、不発に終わったシングルです。

 

 

【名曲リレー633】home#3

■I'm Going Home / Ten Years After('68)

ウッドストックの演奏で有名になったTYAの”I'm Going Home”は、初出が「Undead」というライヴ盤で、ここからのシングルは3分台に編集されてます。調べてみてもどうやらこの曲のスタジオヴァージョンはないようですね。途中盛り込まれるロックンロール・スタンダードの一節(”Baby Please Don't Go””Whole Lotta Shakin' Goin'On”)が時代を感じさせると同時にTYAがロックンロール・バンドなことを思い出させます。

 

 

【名曲リレー634】going#2

■Going Down / Walter Rossi('76)

作者のドン・ニックスが自身のバンド、モロクでやったヴァージョンが最初と言われる"Going Down"。一部のアメリカンロックファンを超えてハードロック・ファンへの認知度が増したのは、ジェフ・ベック・グループが通称オレンジと呼ばれるアルバムでカヴァーした事でしょう。4期パープルがステージでやったのもびっくりでしたが。ここで紹介するウォルター・ロッシはカナダの巨漢gtr。日本では「不屈のカナディアン・ロック・ギター」として紹介されているデビュー作から。かなりインパクトあります。

 


【名曲リレー625】going#3

■Never Going Back / The Lovin'Spoonful('68)

末期スプーンフルの「革命」はフィーチャリング・ジョー・バトラーとあるんでdsのバトラーが歌ってるのかな。ジョン・セバスチャンが抜けてMFQのジェリー・イエスターが参加した時期。先行シングルの"Never Going Back"はジョン・スチュワートの「California Bloodlines」('69)に収録されるナンバーでスプーンフルのはゆるいカントリーロックなヴァージョンです。