【名曲リレー626】money#2

■Money's Too Tight (To Mention) / Simply Red

シンプリー・レッドの"Money's Too Tight"は85年のUKトップ20ヒットですが、リアルタイムで聞いてます。ピーターさんの放送で知ったけど。オリジナルは、ヴァレンタイン・ブラザーズで82年のR&Bヒットだそう。赤毛のミック・ハックネルのソウルフルな歌声が印象的なナンバーでした。このバンドドゥルッティ・コラムにいた(!)3人とハックネルを中心に結成されたブルー・アイド・ソウルな6人組で、85年のElektra盤「Picture Book」がデビュー作。ここから先の"Money's Too Tight"がヒットして知られるようになりましたが、彼らの(というかハックネルの)持ち味を生かしたのが、バラードの"Holding Back Years"です。

例えばスティーヴ・ウィンウッドやヴァン・モリソンらが60'sから伝えてきた黒い魂の宿った歌声がここにあります。現在も活動しているそうですが、僕にとってはこの2曲で決まりと言った感じです。

 

 

【名曲リレー627】tight#3

■Time Is Tight / Booker T &MG's('70)

ブラックシネマ「Up Tight」の音楽はブッカー・T・ジョーンズが担当してるんで、ブッカーT&MG'sの演奏が聴けます。ここからのシングル”Time Is Tight”は#6まで上がるヒットとなり70年の「McLemore Avenue」にも別ヴァージョンで収録されています。80'sにピーター・バラカンさんがNHK-FMでやってた番組のエンディングテーマだったことも懐かしく思い出されます。蛇足ですが、スティーヴ・クロッパー(g)、ダック・ダン(b)、アル・ジャクソン(ds)にブッカーT(kb)というラインアップ。

 

 

【名曲リレー628】time#2

■Time And A Word / Yes('69)

僕は熱心なイエスファンでもなんでもないですが、「こわれもの」以前の初期3枚は、1期パープルのように、似て非なるものと感じます。サイケ臭が残っているとはよく言われますが、初期の編集もの「Yesterdays」を友人から押しつけられてどうもなんか違うぞと悩んだ中学の頃が懐かしい。セカンドのタイトル曲は、いいメロディーです。

 

 

【名曲リレー629】time#3

■Time Won't Let Me / The Outsiders('66)

オハイオ出身のアウトサイダーズの大ヒット"Time Won't Let Me"です。前身となったスターファイアーズにはジェームズ・ギャングのジム・フォックスもいたそうです。ガレージと呼ぶには品のいい感じでなかなかカッコイイ。エンディング近くは”Shout”風でもあります。ソニー・ゲラーチの甘いマスクも人気だったようです。この人は70'sにはクライマックスで"Presious and Few"のヒットを飛ばします。

 

 

【名曲リレー630】let me#3

■Let Me Be There / Olivia Newton John('73)

オーストラリア生まれで英国経由で日本にやって来たオリヴィア・ニュートン・ジョンの音楽がカントリー風味なのは面白いですが、75年くらいまではONJの音楽にはポップ・カントリーの色が濃かったのです。73年の#6まであがった”Let Me Be There”もそう。うしろの低音のvoが印象的です。