【名曲リレー566】children of#2
■Children Of The Universe / Comus('74)
Dawnからデビューしたコウマスは、アコースティックなサイケ・バンドで、Virginに移籍した「To Keep From Crying」(のビクターからの再発盤)を「ゴングやヘンリー・カウのメンバーが参加」という帯につられて買ってしまった高校生でした。参加してたのはディディエ・マラーブ(ts)とリンジー・クーパー(basoon)だったのです。ライナーにも何度も「狂気の」と言う言葉が出てくるのですが、ハーモニーが美しい”Children Of The Universe”もどことなく怖くなってくるような感じです。音楽聞いててこういう気分になる事はあまりないので稀有な存在ではあります。ジャケットが強烈なDawnからのファーストは聞いたこと(聞く気も)ないのですけど。
【名曲リレー567】children of#3
■Children Of The New World / Daevid Allen('76)
「You」の後ゴングを離れたデイヴィッド・アレン&ジリ・スマイスのコンビは、スペインのマジョルカ島へ渡り、そこで地元のミュージシャンと作ったのが久々のソロ「Good Morning」でした。全編牧歌的なムードで、相変わらずフワフワした歌い方で心地いいです。ストリングス系のシンセってこの頃よく使われてたなあとふと思いました。昨日挙げたコーマス同様、Virginオリジナル・コレクションとかいう枚数限定プレスの廉価盤(まあ店は多めに注文とっておきますので予約しないと入手できない事はないのですけど)で近所のレコ屋へ注文したのですが、レコ屋の兄ちゃんにこれどういうの?と逆にリサーチされました。
【名曲リレー568】world#2
■That's The Way The World Has Got To Be / Chris Lucey('65)
マーク・エリック同様英Rev-Olaが全く忘れられたソフトロックの逸材を復刻した事を忘れちゃいけませんよねえ。クリス・リューシーと言う人は後にボビー・ジェイムソンの名で活動した60'sのsswが出したフィル・スペクター風の「Songs of Protest and Anti-Protest」('65)が一部で有名な人。ソフトロックなのかどうかもわかりませんが、このタイトル曲は何とも心地いい。
【名曲リレー569】world#3
■The World And His Wife / Elvis Costello & The Attractions('83)
「Punch The Clock」や「Goodbye Cruel World」あたりが好きな僕はコステロファンでも異端でしょうなあ。「Punch」に入ったこの曲は当時の邦題が"コステロ音頭"で思わずのけぞりました。ここに70's大滝詠一が追及したondoとR&Bの関係を思い出したりしてニヤリ。
【名曲リレー570】his#2
■Killing Me Softly With His Song / Roberta Flack('73)
ロバータ・フラックの"やさしく歌って"は、元々ロリ・リーバーマンの作品を飛行機の中で聞いたロバータが気に入ってカヴァーし、大ヒットしたなんてエピソードがwikiにも書かれてますが、この曲のメロディーで歌ったネスカフェのCMに使われ、広く日本でも親しまれた曲です。