【名曲リレー491】with#3

■Stay With Me Till Dawn / Judie Tzuke('79)

ポーランド系英国人のジュディ・ヅークは日本では一部にしか知られていないのですが、神が二物を与えた女性sswです。77年にエルトン・ジョンのRocketと契約して79年に「Welcome To The Cruise」でデビュー。ジャパンを手掛けたジョン・パンターがprod。レイ・ラッセル(g)、サイモン・フィリップス(ds)のショパン組に、アフィニティのモ・フォスター(b)らが参加していてプログレ好きな方にも人気があります。ここからシングルとなった”Stay With Me Till Dawn”は、#16 という彼女最大のヒット曲。基本はAORですけど、米国産AORとは一線を画す出来です。

 

 

【名曲リレー492】dawn#2

■Move With The Dawn / Mark Eric('69)

アナザー・ブライアン・ウィルソン的な扱いで90'sにRev-Olaから発掘されソフトロックファンの間で話題になったマーク・エリックは、カリフォルニア出身のssw。69年に「Midsummer's Day Dream」をリリースしていますが、これがまた69年とは思えない内容で「Pet Sounds」前夜のビーチボーイズをもい出します。この"Move With The Dawn"はまた加山雄三的、ソフトロックドライヴィン的な香りぷんぷん。

 

 

【名曲リレー493】dawn#3

■Delta Dawn / Tanya Tucker('72)

タニア・タッカーがこの曲をヒット(#72)させた時には13歳だったそうです。日本ではかまやつひろしが変名で書いた”Hello Mr.Sunshine”がCMに使われて有名になったカントリー・シンガー。作者はSAHBではない方の(sswの)アレックス・ハーヴェイです。この曲はヘレン・レディにの方が有名か。

 

 

【名曲リレー494】delta#2

■Delta / Crosby Stills & Nash('82)

CS&Nの「Daylight Again」は当初S&Nの形で企画され、Cの状態が上向きになった為CS&Nの形になったと聞きました。よってクロスビーの参加は少なめなんですが、唯一曲作りに参加したがのこの”Delta”で、リードvoを取ってます。クロスビーが歌うのはこれとジュディ・ヘンスキ=クレイグ・ダーギー夫妻の作品”Might As Well Have A Good Time”です。

 

 

【名曲リレー485】delta#3

■Delta Lady / Leon Russell('70)

マーク・ベノとのアサイラム・クワイアを解消し、デラニー&ボニーやジョー・コッカーをサポートしながら、リオン・ラッセルが、Shelterレーベルを興し完成させたファースト「Leon Russell」は、名曲満載の充実した出来でした。捨て曲はありません。濃厚なゴスペル臭とロックンロールを合体させた哀愁のメロディーが光る”Delta Lady”は、仲間のリタ・クーリッジの事を歌ったと言われています。ジョー・コッカーも2枚目でカヴァー。細かいクレジットはありませんが、デラニー&ボニーをサポートしたフレンズ、デレク&ザ・ドミノス、ジョージ、ウィンウッド、ステイントンら英国勢も参加しています。元々60'sから裏方で活動してた人なんでそのころのコネクションを生かし、LAの音楽シーンの中でオクラホマ州出身会を立ち上げ(LAスワンプという呼び名はここ20年で定着しましたが)、米南部志向だった当時のロック・シーンの中で短い期間でありますがフィクサー的な役割を演じました。 動画はファーストのジャケのサムネですが、。右上隅にSのマークがあるのがShelterから出てた原盤らしい。僕がもってたのは英A&M盤でしたのでついてるの見たことなかったのです。