【名曲リレー441】out#3
■One Way Out / Allman Brothers Band
ソニー・ボーイ・ウィリアムソンのカヴァー”One Way Out”は「Eat A Peach」で紹介されたオールマンズのナンバー。今年はグレッグも逝ってしまって悲しい。仕事帰りでほとんど寝てしまった初来日(厚生年金会館)の借りを返したかったなあ。この動画はデュアンの死後チャック・リーヴェルらメンバーを補充してのものですが、この1週間後にベリー・オークリー(b)がまたしてもバイク事故で亡くなってしまうのです。
【名曲リレー442】way#2
■Ways To Be Wicked / Lone Justice ('83)
アメリカのメインストリームのロックがどんどん大味でつまらなくなっていった(私感)80's、一瞬だけど光が射したように感じたことがありました。70's後半から、カントリー・ロック、ブルーズ・ロックなどのルーツ・ロック(そういう言葉は当時なかったけど)は時代遅れなものとされていました。80's半ばに米インディーを中心にそういった音楽が注目されたこともありました。もちろんその間にパンク~ニュー・ウェイヴのムーヴメントを消化しているので、ビート感覚など70'sのそういった音とは、決定的に違いがありましたが、それでも当時の僕には渡りに舟でした。結局のところ70'sロックの代用品(substitute)だったわけで、旧譜がCDというメディアの登場で楽に聞けるようになると、自然と遠のいてしまいました。きっかけとなったのは、トム・ペティーがバーズみたいな音を出すようになった頃です。ジミー・アイオヴァイン(この名前を忘れんようにしなきゃと思った85年でした)がプロデュースなどかかわった一連のアーティストたち。スティーヴィー・ニックス、ブライアン・セッツアー、そしてこのローン・ジャスティス。 まずはマリア・マッキーの美少女ぶり(ヤンキーの中にいるとびきりの美少女な感じ)にやられました。それでいて気性の荒い歌い方にもやられました。デビュー曲"Ways To Be Wicked"は、トム・ぺティーが彼らに贈ったもの。このクリップでマッキーが着ていたスタジャンみたく、当時の僕はジャラジャラといろいろな物をつけ、エンブレムだかワッペンだか縫い付けていたことを思い出します。昔っぽくザラザラした画像にしたクリップをMTVでよく見ました。
【名曲リレー443】way#3
■Show Me The Way / Peter Frampton ('77)
しかしこの姿は生まれながらのアイドル、というか板に付いたいで立ちが眩しい。その甘いマスクのフランプトン髪はなくなっても潔いのです。それにしても長い事来日がないのは飛行機嫌いなんかなあ。
【名曲リレー444】show#2
■After The Show / Kevin Ayers ('74)
たしかノンLPシングルだったのでSee For Milesから出たベスト盤で知って嬉しかった記憶です。これはEMIから出たアンソロジーのおまけディスクだったクィーン・エリザベス・ホールでのライヴです。こういう曲を聞くとこの人はプログレ畑の人ではないなあと思います。
【名曲リレー445】show#3
■The Late Show / Jackson Browne ('74)
名曲ぞろいの「Late For The Sky」の中にあって個人的に思い入れ深い"The Late Show"はA面ラスト曲。デイヴィッド・リンドレーのうねりを持ったlap-steelの響き、ドアの音とシヴォレーの排気音と言う小細工、理想と現実の中で揺れる歌詞などどれも心をえぐります。そして「明日はごみの日、悲しみを袋に詰めて向こうの角まで一緒に出しに行こう」と歌われる最後の部分がぐっと来るのです。LP時代なかなかB面へ行けず(また最初に戻ってしまい)、「Late For The Sky」のA面が卒業できないと書かれたエージさんのコメントを思い出します。